配車担当のたろーです!乗務員の皆さま、配車マンとどう付き合ってますか?
ワガママを言う配車マン
私は今は配車担当として仕事をしていますが、以前は乗務員として仕事をしていました。最初の会社で乗務員として仕事をしている時、先輩から言われたことは、
「配車マンの言うことは絶対だからな。あいつのおかげで俺らも飯を食えてるんだから」
との教えでした。
私がやっていた配送は、お客さんからのオーダーに対して倉庫から出荷して荷物を運ぶ仕事だったので、別に配車マンが仕事を取って来ているわけではありません。ですから、いまいちこの言葉はピンときませんでした。
しかし、歩合で仕事をしている乗務員と会ってから、ようやくその言葉の意味がわかるようになったのです。ようするに、
配車担当に嫌われると辛くて安い仕事を回される
ということです。言うこと聞かないと単価のいい仕事をやらせてもらえないので、給料安いし飯食えないよ、ということだったわけですね。
文句に制裁を与える配車マン
「なんであいつ、いつも楽な仕事ばっかりなんだよ!俺にもやらせろよ!」
そんなことを言おうものなら、もっと単価の安くて辛い仕事を振られる乗務員の皆様、ご苦労様です。そんな配車担当ばかりではありませんが、話を聞くとけっこういるみたいですね、そういう人。
また、止むを得ずそういう配車になってしまう、スキルのない配車マンもいまして、そういう人のもとで働いている乗務員は悲惨だなぁと正直思います。
昔よく仕事をしてもらっていた乗務員さんが、
「自社の仕事は辛いしごとばっかりで、エコ贔屓もひどいから、たろーさんの配車でずっと働きたいっすよー」
なんて言ってくれたこともありました。
聞けば、やはりその人にすり寄ってくる乗務員には甘い配車を行い、ワガママを言わない乗務員や反抗的な乗務員には辛い仕事をさせているとのこと。だったらやめればいいのに、なんて思ったりもしますが、実際運送会社ってのは入って見なければ当たりか外れかわからないものです。
だったら多少辛くても、慣れてる今の仕事の方がいいか、となってしまうようでした。
ちなみに、その乗務員は残念ながらその時やっていた仕事がクローズしたときに、自社の仕事に戻されることになってしまいました。いい乗務員だったんだけどなー。
気に入らないことには文句を言うべし!
最近は私も専属の乗務員を抱えることがなくなってしまったので、配車に対して文句を言われることが少なくなりました。
しかし、倉庫を歩いていると昔配車していた時に付き合っていた乗務員がうろついていて、話しかけて来てくれます。
「今の配車マンの配車の仕方、どうにかしてよ。めちゃくちゃなんだけど」
そんなことも言われたりします。聞けば、当日2回戦の運行なのに、1回目に6件もついていて2回目の時間に到底間に合わない、とか、まぁ言うなれば大変な行程に対する文句が大半です。
どのように配車するかというのは、その配車マンの力量とか懐の深さによるものもありますが、やはり2回戦やらせるなら件数を持たせないとか、1回目は近場を回らせるとか、待機時間の少ない得意先に配車するとか、そういった心遣いは必要だと思います。
しかしながら、それに気づかない配車マンも中にはいるのです。
私に文句を言って来ている乗務員は、おそらく今の配車マンとコミュニケーションが出来てないのでしょう。振った仕事をやってもらうには、乗務員と近くなりすぎるのも難しい部分があるのも事実です。
しかし、お互いにとって言いたいことを言えないというのは、人間関係において健全であるとは到底思えません。
乗務員が今の配車に文句があるのならば、直接配車している担当に文句を言うべきですよね。
文句を言って仕事を外されたらどうするのだ?と思うかもしれませんが、今の乗務員が足りない社会において、それが起こり得るとは到底思えないんですよ。実力のある乗務員ならば、なおさら配車マンは手放したくないですからね。前述の乗務員も、私はできれば手放したくなかった…。
特に乗務員は現在は引く手数多なので、転職もしやすいと思います。合わないな、と思ったらさっさと辞めてしまっても問題ないと思います。それくらい、今の乗務員さんの環境は強い傾向にあるのです。
どの世界でも実力がある人は重宝されるのが世の中です。自分の実力に自信を持って仕事をしていきたいものですよね!