物流だ!配車マンの苦悩、ストレスの日々

弱小物流配車マンが物流のあれやこれやを配信

物流配車マンのコミュニケーション

配車係のたろーです!仕事取れてますか!?

 

f:id:butsuryu_man:20180305221653j:plain

 

仕事はコミュニケーションが大事です。それは配車マンならなおのことですよね。

 

今回は配車マンのコミュニケーションについてです。ちなみに、配車担当になりたて方向けのお話です。

 

乗務員にストレスを感じている方はこちらは如何ですか?

www.butsuryu.xyz

 

他の会社の配車マンを知る

 

最初に配車担当として配属された時に、まずすることはなんでしょうか?

 

協力会社に電話をすることです。

 

残念ながら、この業界はまだまだ仕事の仕方が遅れており、いまだに電話とFAXを多用する業界です。昔ながらの会社は、仕事は電話で取るものであり、電話で依頼するものと思ってます。個人的には時代錯誤もいいところですが。

 

しかし、これはその業界で働いている人の性質もありますので仕方ないとこもろあります。ようやくだんだんそういった古い形態が通用しなくなりつつありますが、トラックを持っている会社に仕事がまだまだ集まっている状況ですので、その会社が昔ながらの会社である以上、この流れは続くと思います。

 

そんなわけで、先輩の時代から脈々と受け継がれる付き合いのある会社に片っ端から電話し、名前を売ることからスタートしなければなりません。最初は100社とか、電話をかけますので、一体誰と何を話したのか覚えているわけがなく、いったい何をしているんだろう?という気持ちになると思います。が、これは正直仕方ありません。最初からリフティング1000回出来るサッカー選手はいないように、最初から失敗しない配車マンはいません。

 

電話をしまくって、名前を売りまくりましょう。

 

配車マンはタネを蒔く

上記のようなことを、業界ではタネを蒔くといいます。言わないかもしれません。

 

しかし、イメージとして想像できるかと思いますが、たとえば仕事をお願いする立場にたったとして、何も知らない人に大切な荷物をお願いするでしょうか?恋人から預かった荷物を、見ず知らずの人に実家に届けてと頼めるでしょうか?ノーですよね。少なくとも、ヤマト運輸や佐川急便などに頼むはずです。なぜなら信用できるからです。

 

配車マンになりたての新人君は、そんな信頼などもちろんありません。ヤマトや佐川のように失敗しても補填できる資金もありません。ではどうするか。それは配車マンに信頼をしてもらえるように努力するしかりません。

 

最初は名前を売るだけでしょう。同じ時間、同じ人に電話をかけ続けます。嫌だと思われるでしょう。そのうち、しょうがねぇからこの荷物やるよ、と言われることがあるはずです。そうしたらその仕事を問題なく完遂するのです。そしてちょっとずつ信頼を構築していく、そうやって仕事を取っていくのです。

 

そのようなことを、タネ巻きといいます。ちゃんとした会社であれば、上記のことをよく理解していますので、すぐに結果を出せとは言わないはず。過程をちゃんと見てくれるはずです。なぜなら、自分たちもそうしてきたからです。

人として好かれる配車マンになる

タネ巻きをするということは、何もただ電話だけして名前を売って、だけではありません。もちろん、仕事をちゃんとやっていくことで信頼は勝ち得ていきますが、配車マンが人である以上、人情というものが少なくとも影響してくる部分があります。

 

A配車マンとB配車マンがいたとして、いつもちゃんと仕事をこなしてくれるA配車マンと、なかなか車を探せないB配車マンがいたとします。A配車マンは事務的なやりとりしかしませんが、B配車マンとは趣味の話をしたり、家族や休みの予定を話したりする関係だったとします。最初に荷物の情報を受けた時、果たしてどちらに声をかけるでしょうか?

 

合理的な人はA配車マンにまずは声をかけるでしょう。取り扱いは時間との勝負な部分もあるので、一発で仕事を受けてもらえる方が成約する確率は高まります。しかし、まだまだ人情的な仕事の仕方をする業界において、人として好きだからB配車マンにとりあえず声かけてあげようという気持ちになるのは想像できるのではないでしょうか?

 

要するに、ベテランの方がもちろん仕事はできますが、人間性によっては新人だって仕事を勝ち取ることができる世界ということなのです。

 

そうなるためにも、人として好かれる配車マンになるのは重要です。仕事を取れなくてもいいのです。馬鹿話をして、人として好かれるようになる。そうやって仕事がどんどん舞い込んでくるようになる、ということなのですね。

 

www.butsuryu.xyz

 

まとめ

ということで、今回は外部の会社とのコミュニケーションについて、配車マン編としてお送りしました。

 

正直言って、この手法が正しいとはわたしは思っていません。時代錯誤ですし、LINEなんかを使ってどんどん仕事を取っていくような手法の方が合理的だと思います。なにしろ手っ取り早い。もし会社としてその手法が許されるなら、配車マン同士でLINEグループなんかを作り、仕事情報をどんどん流して受注していくのが簡単じゃないかと思います。

 

実際そういう手法を使っている会社もどんどん出てきてますしね。昔ながらの会社はどんどん淘汰されていくのではないかな。

 

なので、一般的にこうやって仕事を取っていくという方法を書いてみました。新人配車マンの参考になれば幸いです。他にもこういう手法があるよ、とか、こうやって人間関係を高めているよ!なんて意見がありましたら、ぜひコメントをいただけると嬉しいです。