配車担当のタローです!
今回は配車マンの待遇についてです。
配車マンの給料は安い!?
求人票を見てみると、配車マンと乗務員は大体同じような形で募集がかかってることが多いかと思います。これは運送会社や物流会社が求人する場合、並列で求人した方が広告費用が安いためです。
また会社のHPなんかを見ても、職種の欄に並列で並べられていたりします。会社が配車マンと乗務員を募集しているんだな、というのはわかりますがあからさまに待遇(主に給与)が違うので、「おや?」と思うのではないでしょうか。
このあからさまな給与格差を考えると、なんだよ乗務員の方が割りがいいじゃねーか、なんて思うかもしれませんが、よく考えた方がいいのかもしれません。この給与の差は、拘束時間の差である可能性があるからです。
乗務員の給料は高い!?
安い安いと言われていますが、給料だけ見てみると乗務員に支払われる給料はそこまで安いようには見えません。例えば大手運送会社の西濃運輸は大型の給料が30万〜となっています。
詳しい項目までは見てませんが、おそらく西濃運輸なら乗務員でもボーナスがあるでしょうから、
30万×12ヶ月+ボーナス二ヶ月分(夏・冬)=400万
くらいという計算でしょうかね。大手なので、もしかしたらボーナスが夏2ヶ月冬2ヶ月で4ヶ月分出る可能性もあります。そうすれば、480万が年収ということになります。
ここに残業代も加われば、年収500万も夢ではありません、よね?しかし、乗務員は基本的な拘束時間が長いのです。そして、それが給料に織り込み済みなことが結構多い。西濃運輸のような大手企業は別ですが(もしかしたら別じゃないかもしれませんが)、小さい運送会社とかですと、1運行で日給いくら、という計算の場合もあります。
ここを許容できるかがポイントですね。
結局は会社次第…
配車マンの給料が乗務員に比較して安いのは、拘束時間に対する対価の可能性がかなり高いです。たいていの運送会社は乗務員の拘束時間は13時間まで、を基本に配車組をします(最大16時間OK、但し一週間に2回まで)。これは、運行管理の法律上そうならざるを得ないのですね。
そうすると9時から働いたとしても、22時までは拘束できると逆説的に考えてしまいがちなわけです。8時間以上は法律的には時間外労働なので、割増賃金を払わなないといけないんですけども、守られてないのが現状なのではないでしょうか?
また、乗務員は仕事によっては朝5時に出社してね、なんてこともあり得ます。ようするに時間が不規則なんですね。なので、拘束時間に対して対価を払うと言う形の計算ですと、乗務員の方がどうしても給料を多く払わなければならない、とそういうわけなんですね。
まとめ
拘束時間を考えたら、同じ会社で働く配車マンと乗務員には給与面での差はそこまでないと思われます。逆に配車マンの方が時間に融通がきく場合がありますし、給与を取るか、自由時間を取るかは、その人次第ということになりますね。
私は拘束時間を取られる乗務員よりは、配車マンとして時間きっちりに仕事をした方がいいと思うのですがどうでしょうか?まぁ、配車マンでも忙しすぎて全然帰れない、という人もなかにはいますけどね。