配車担当のたろーです!
今日は取り扱いの仕事について書いてみたいと思います。奥が深いですが、新人配車マンが最初にやることとは?
新人配車マン、電話をかけまくる!
わたしが取扱の配車マンに配属された時に、やりとりをし始めた先方の配車マンに言われたのが、
「毎日同じ時間、同じ人に、しつこく電話しろ」
ということです。若い人は電話嫌う人が多いようですが、配車マンの仕事は電話をしなければ話になりません。
最初は相手にしてくれないと思います。これは取扱の仕事はスピードが大事だからです。素人配車マンを相手にしていると、時間が取られてしまい、自分が取るはずだった仕事を取れなくなってしまうかもしれません。
いつもやりとりしている配車マンだと、行程を伝えるだけでどんな仕事かわかるので、ある意味楽です。ですので、会社にいるベテランの取扱配車マンの牙城を崩すのは結構大変だったりします。
ですので、新人配車マンにできることは、ほんと、しつこくしつこく電話をすることしかないのです。そうすると、ある時、
「しつこい奴だな、じゃあこれでもやるか?」
みたいな感じで仕事をくれるんですね。
そうしたらしめたもの。おそらく最初は変な仕事しかくれないでしょう。これを、即受けしてこなしていけば、相手の配車マンは、
「こんな変な仕事をやってくれるのか。なかなか見所があるかも」
と思ってくれます。そこからどんどん仕事を振ってくれるようになるのです。
車を見つけていない状況で仕事を受けてもいいのか?これは難しい問題ですが、わたしは新人配車マンおときはある程度受けていいと思っています。そうしないと名前が売れないからです。〇〇って会社にはたろーって配車マンが入ったらしいぞ、結構仕事振るとやってくれるぞ、そう思われなければ仕事が舞い込んできませんからね。
じゃあその仕事をどうやってこなすのか。これも同じで、車を探しまくるしかありません。電話をしまくって車を見つけるのです。
最終的にみつからなかったらどうするのか?それは先輩社員の出番です。できないメンバーの尻を拭うのは先輩の役目です。メンバーができるようになれば先輩も楽ができるようになります。メンバーを助けるのは、将来の自分のためなのです。
……まぁ、そう思ってくれる先輩がいるかどうかは、見極めが必要ですが。
私が初めて取扱をやらせていただいたときは、幸いにもそういう先輩社員に恵まれましたので、どんどん荷物をとっていきました。おかげさまで少しは名前が売れたので、電話で指名されて売り上げもあげられるようになった、という経緯があるんですね。
へんてこな荷物をとってしまい、ケツを拭いてくれた先輩には頭があがりません。ですので、この先輩が困っているならどうにかしよう!と思うわけですね。うまく回っている組織というのは、こういう人間関係なんじゃないかと、わたしは思っております。
さて、次回はその先、取扱配車の荷組についての基本を考えてみたいと思います。