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乗務員の給料は売上で決まる、という話

配車担当のたろーです!乗務員の給料ってどうやって決まるの!?というお話。

 

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乗務員の給料は稼いだ金額で決まる!

求人情報を見ていると、乗務員の募集もたくさん出ていますよね。2t、4t、10tと募集していると思いますが、車体が大きくなるにつれて給料も高くなっていきます。これはなぜでしょうか?

 

色々な見方がありますが、一つは希少性です。基本的には車体が大きくなればなるほど、トラックに乗るためのハードルが高くなります。今で言えば、2t車に乗るには準中型免許、4tに乗るには中型免許、10tに乗るには大型免許が必要です。それぞれ、取得するのにハードルがあるのはみなさんご承知の通りだと思います。

 

必然的に10tに乗るためにはそこまでのハードルをクリアしなければならず、その分を給料に転化しないと人が集まらないというわけなんですね。

 

他にも大型化すると危険度が増す分、給料を高くせざるを得ないとかもありますが、もう一つ決定的なのが、大型化すればするほど稼ぐ額が多いから、というのが大部分を占めているんです。

 

配車の仕事を少しでもすればわかると思いますが、2t車の稼ぎというのは大したことないと思いませんか?業界によりますが、1日に2運行しても売り上げが3万行けば結構いい方ではないでしょうか?大型になればそれが倍くらいにはなるわけです。

 

2t車を動かそうが、10t車を動かそうが、そこに関わる人間の数は変わりません。運転するのは一人ですからね。そうすると、必然的に多く売り上げをあげられる大型車の方が給料が高くなるわけです。

 

大型車といえど、稼ぎが少なければ給料も少ない

前述の通り、つまり、稼いだ額=給料という図式が成り立つことがわかると思います。これは歩合であろうが、月給固定の給料制であろうが同じです。売上があがれば会社はお金が入ってくるのでそれを社員に還元できるわけで、運行がなければ売り上げは0ですよね。

 

歩合の場合はわかりやすく、働いた分を還元してくれるわけで、固定給はみんなで稼いだ売上を按分して支払っているにすぎません。高い給料を支払えるということは、高い売上をあげているということなのです。

 

ですから、大型車に乗っていたとしても、大変な仕事はせずに簡単な仕事しか受けない会社というのは売上が少ない(例外はありますが)ので、給料は少ないということなのですね。ですので、求人で大型車の給料が水準より高い場合、大変な職場である可能性も捨てきれないと思った方がいいでしょう。

 

特に2t車の求人で給料がいい場合というのは…。考えていただければ想像がつきますよね?

 

まとめ

給料は高いに越したことはありません。が、高い給料をもらえるからにはそれなりの理由があるというのを肝に命じなければなりません。安易に高給な大型車乗務員の求人には注意した方がいいでしょう。

 

しかしながら、安い給料だからといって楽な仕事であるかは判別が出来ません。結局、売上を上げられているかが重要なので、大変なのに売上が少ない仕事ばかりやっている会社は社員に還元も出来ないわけですからね。

 

ですので、もし給料が安くて転職を考えている人がいるならば、今一度自分が何を求めているかを考えてみていただきたい。給料安くても仕事はめっちゃ楽だしなぁ、でしたら、無理に転職しなくてもいいんじゃないかと私は思います。隣の芝生は青く見えがちですが、結局その会社にはその会社の問題があり、それは入ってみないとわからないのですから。

 

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