物流だ!配車マンの苦悩、ストレスの日々

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乗務員のワガママにどう対処すればいいの?

あんまりワガママ言わないで…

配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!

 

乗務員のワガママに辟易しているところです…。

(乗務員に対してちょっと表現が適当ではない部分があったので修正しました2020/5/4) 

 

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乗務員はワガママ

間違って欲しくないのは、乗務員はワガママな部分は確かにあるのですが、全員がそういうわけではないし、一部の乗務員がそうだということです。ちょっと煽った題名になってしまっていますが、今回はそのワガママ乗務員について書いております。

 

文句ひとつ言わない乗務員も中にはいますが、基本的にトラックドライバーをやっている人というのは、普通のサラリーマンなんてやりたくない!俺は一人で仕事しているのが好きなんだ!という人が多いのです。

 

正直、ワガママと感じるかは配車マンの主観にもよります。ただ、あのコースはきついから嫌だとか、あのコースは気に入らない奴がいるからやりたくないとか、そういう文句を言う乗務員は間違いなくワガママ。そういう人は、その拒否したコースを誰かがやることになる、というのをあんまり理解していないんでしょう。

 

そして文句を言わない乗務員に嫌な仕事が回っていき、結果的に文句を言わない乗務員がどんどん辞めていくという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

 

これは、乗務員に経営者的視線がないことが問題ではないかと思います。荷物を集荷して運んで収めるだけ、と考えている乗務員がそういう理屈に陥りやすいのではないでしょうか。自分がこの仕事をすることによって、全体の仕事が成り立っているという考えを持っていないので、

 

「絶対にこのコースはやらない」

 

という言葉が出るのだと思います。

 

確かに、彼らが口々に言う、

 

「こんな不採算のコース辞めちゃえばいいんだよ」

 

というのは間違いではありません。配車係だって、採算があってない仕事は辞めたいと思っています。すくなくとも、乗務員よりは配車係の方がお金の流れが見えていますので、そんなことは重々わかっているのです。しかし、辞められない、もしくは辞めるにも順序がいる、というのを乗務員の皆様には分かっていただきたいのですよね。

 

揉め事は日常茶飯事!?

配車マンに喰ってかかる乗務員はまだマシなほうで、ワガママな乗務員は客先でもその習性を遺憾なく発揮します。あれはできない、これはできない、こんなの聞いてない、これは俺の仕事じゃないetc…。

 

その度に配車マンの電話がなり、なんであんな乗務員をいれたんだと文句を言われるのです。

 

せっかくとった仕事も出禁になったりして、見込んだ売り上げもパーになる、というのも珍しくありません。どうして、乗務員というのはこうもワガママなのか。なんでこんな記事を書いているのかというと、今日もわたしが乗務員ともめたからです。

 

わかります、こんな付帯作業をやるって聞いてない、いつまで待機させられるんだ、順番抜かされたんだけど…。その気持ちは現場にいる人からすれば、配車係からすると他人事ですから、文句の一つも言いたい気持ちもわかります。

 

でもね、荷主や納品先に文句を言うのは間違ってます。なぜなら、荷主も納品先も、乗務員に対してどのような依頼で運んできているのか知らないからです。知らないからやらせるんです。ですから、乗務員の皆様が文句を言うべきなのは荷主や納品先ではありません。配車係に言うべきなんです。

 

もちろん、配車係だって文句なんて言われたくないですが、乗務員が荷主や納品先と揉めるよりはマシです。仮に、その文句が火種となって、仕事全体が無くなってしまったら、乗務員へ払うべき給料も捻出できなくなります。揉めた乗務員だけではなく、他の仕事で働いている会社の仲間への給料だって捻出できなくなる可能性だってあるんです。

 

だから、お願いだから荷主や納品先ではせめていい子でいて欲しいんですよね、配車係としては…。

 

なだめるのは配車マンの役目です!

そんなワガママな乗務員をなだめておだてて、仕事をさせるのが配車マンの仕事の一つといえます。結局わたしも今日はムカつく気持ちをグッと堪え、なんとか乗務員の機嫌をとって仕事をしてもらいました。

 

いかにワガママな乗務員といえど、そのうちの9割の乗務員は、

 

「今日はちょっと文句言い過ぎたかな?」

 

なって思っているもんです。ですので、溢れ出す文句をじっと聞いていれば、そのうち、

 

「しょうがねぇから今日はやるけどよ」

 

的な感じに落ち着くのです。ストレスは溜まりますが、人手不足の物流業界においては、今の段階ではそういった対応をとるしかないんですよね。配車マンは辛いですが。

 

ただ、毎回毎回同じやり方でやってくれるとは限りません。

 

「何回同じクレーム入れてると思ってるんだ!今日は絶対にやんねーからな!」

 

みたいに言ってくることも多々あります。そう言う時は、もはや他の車を手配してどうにかするしか方法がないでしょう。程度の問題もありますが、軽いバラケースですからやらないみたいな乗務員に、

 

「特別手当てつけるからバラやってよ」

 

という交渉は絶対にやらない方がいいです。お金で解決するのが確かに楽は楽ですが、それは傭車を使ってる時にだけに限定した方がいい。毎回バラの度に特別報酬を当てていたら、会社の収支がおかしくなりますからね…。

 

それなら、他の乗務員を積み込みのヘルプでいかせて、ヘルプをしてくれた乗務員に手当てをつけた方がいいお金の使い方だと思います。他の乗務員をヘルプで行かせるというのは、ワガママを収めるためでもあり、ヘルプに来られた乗務員はバツが悪いですし、

 

「そいつ寄越すくらいなら、悪いから積むよ」

 

となる可能性だってありますから。だったら最初からやってよ、と配車係としては思いますけどねえ。

 

まとめ

 

というわけで、嫌な役回りですが、ワガママな乗務員にいかに仕事をさせるか、というのは配車マンの重要な仕事の一つといえます。荷物を運ばないと人件費をペイできないですから、なんとかやるしかないですね。

 

しかし、2025年あたりになれば自動運転の時代がやってきます。わたしはそれまでの辛抱かな?と考えています。ワガママな乗務員は別に仕事しなくていいよ、ワガママ言わないAIが荷物を運んでくれるからね、と。そんな時代を思いながら、今の辛い現実から逃避するのはいかがでしょうか?

 

まぁでも、そんな時代が来てしまったら、おそらく配車マンも要らないような気もしないでもないですが…。

 

自動運転については、解決しなければならない問題が結構あって、そう簡単に置き換わるようなことはないとは思いますけど、長距離の輸送に関しては劇的に変わると私は思ってます。それについてはまた別の記事で考えてみたいと思ってます。

 

 

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