配車担当のたろーです!値上げの波が来ていますね!!
大手宅配業者の値上げ対応
ヤマト運輸が2017年の10月に宅急便の値上げをしましたね。そして、各業界にも値上げの勧告を行い、値上げに応じない業者は即座に切る、ということを断行しました。これはネット通販の巨人・アマゾンですら例外ではありませんでした。
ネットを調べれば金額なんかは載っているので割愛しますが、物量が減っても値上げ分の収入で十分ペイできる売り上げを上げることができたようです。佐川も値上げ対応を行い、売り上げアップを果たしました。
一方で、JP-日本郵政は大手二社に断られた荷物が集中することとなり、増収となったものの輸送機能はパンク。12月の繁忙期にはかなりの遅延と、誤出荷誤配が多発する事態となってしまいました。
民営化し、宅配業務を伸ばしていこうとしていたJPにとっては、まだまだ大量の荷物を捌く能力がなかったことが露呈してしまったわけですね。あらためて、ヤマト運輸や佐川急便が物流業界の巨人であると、再認識させてくれる結果となりました。
強気の2強
値上げを断行したヤマトと佐川ですが、ここにきてまた荷量が増加傾向にあるそうです。結局輸送機能に限界のあるJPでは、荷主の要求に応えることができないと判断している物流業者が多かったことになりますね。
はっきりいって、全国の配送を一社で賄える業者なんて、ヤマトや佐川以外あるわけがありません。物流はちょとずつちょっとずつ、その配送網を広げていくことが大事で、それこそインフラ整備に莫大な金額がかかります。これは携帯電話の電波網というインフラと同じで、ソフトバンクが後発ながら3強になれたのは、莫大なインフラ投資をしてきたからです。
自前で物流網を構築する!といって立ち上げた楽天物流が秒速で無くなってしまったように、そこを構築するには並大抵の投資額ではできないのですね。アマゾンがずっと赤字計上していたのも、物流網をきちんと構築するためだった、なんて話もありますし。
というわけで、結局のところみんな2強のヤマトと佐川に舞い戻ることとなり、せっかく値上げ対応して適正な荷量にしたのにも関わらず、業務量が増えることとなってしまいました。会社としては増収増益が見込めるのでよいのですが、現場は…という感じですよね。
荷主に値上げ交渉をするなら今しかない!!
で、配車担当としてはそんな宅配業界の値上げのニュースなんか気にしてられないわけですけども、はっきりいって値上げをお願いするのはこの機会しかない!と思っています。
これは例えば、大口で預かっている荷物の配送の値上げをお願いするとか、そういったこともそうですし、取扱の仕事であれば、30,000円でもらっている仕事を31,000円にしてもらうとか、そういったことでも構いません。
閑散期は難しいでしょうが、ちょっと忙しくなってきたらそういった細かい値段交渉をするチャンスが来ていると思うわけです。配車マンは売上をあげてなんぼですから、こういった値上げのニュースには敏感に反応するべきですね。
正直、私は最近結構値上げ交渉してたりします。ま、水屋相手だったら交渉しやすいですしね。
まとめ
値上げのニュースが来ているときは、こちらも売上アップのチャンス!です。
乗務員や、預かっている車の会社に多く運賃を落とすことによって、あそこの会社は運賃のいい荷物をもっているぞ、ということになり荷物もトラックも集まり出します。これが狙いです。
配車も戦略を持って仕事をしていきましょうね!