配車担当のたろーです!取扱での売上アップ術!
取扱で売上を2倍にアップしよう!
仕事を取って来て、その仕事を外部に売る、その間の鞘で儲けるのが取扱の仕事の一つです。これは、運送会社や物流会社のネットワークが、それぞれの会社で持っているものが違うため、
「こんな仕事聞いたけど、うちじゃ行程が合わないから、お宅の会社で出来ない?」
という感じで始まった、と推測されます(推測かよ)。
例えば、A社は毎日埼玉の会社から、神奈川に行く仕事を持っているとしますね。その仕事が、神奈川で終わってしまう仕事だった場合、帰ってくるときは荷台がカラになっているわけで、非常に勿体無い。
ならば、運賃は安くても神奈川から埼玉に戻ってくる仕事を取扱で取って来たら、売り上げもアップするし、乗務員にも給料として手当できるし、神奈川から埼玉に荷物を持って行く会社も必ずトラックを手配できるしと、まさに三方よしとなります。
こんなにいいこと満載のことなのに、運送会社でも取扱の仕事をしていない会社もあるようなのですね。これは非常に勿体無いと思います。
自社便を活用し取扱で仕事を獲得!
では、具体的にどうやって収入を伸ばしていけばいいでしょうか?電話しまくって仕事をとりまくる、というのは確かにそうなのですが、もう少し戦略的に仕事を考えてみましょう。
A社:埼玉の会社
毎日埼玉から神奈川に行く仕事を持っている。午後は帰ってくるだけなので、帰り荷が欲しい。
B社:神奈川の会社
毎日神奈川から埼玉に行く仕事を持っている。埼玉に行っても特にメリットがないので、困っている。
こんな状況だった場合、A社の配車マンはどういう戦略が考えられるでしょうか?
「おいおい、そんなの簡単じゃねーか、B社が困っている荷物を毎日貰えば解決だろ?」
と、思った新人配車マンのあなた!…正解です!!
当然なんですけど、これをみてそう思わない方がおかしいくらい簡単な問題でしたね。それで売り上げもあがりますし、A社は満足です。が、しかしです、配車担当としてはもう少し考えてみてもいい部分があると思いませんか??
A社の配車マンは売り上げアップを考えるならば、逆にB社に自分たちが持っている仕事を提供し、B社の売上をアップさせるというのはどうでしょうか?B社は埼玉に行っても仕方ないしな、と思っているのであれば、埼玉に来る理由を提供してあげればいいのです。
そうすれば、B社は売り上げもアップしますし、行き帰りの仕事があれば空走距離も少なくなりますから、無駄がありません。この例の場合は、例えば午後から神奈川から埼玉に行く仕事をして、朝埼玉で積んで神奈川に戻る、というのが考えられますね。
さらに、そうすることによって、A社は自分の仕事を売ることができたので、自社便の運行をあけることができます。これで、別の取り扱いの仕事をとってくるのです。自分の会社の仕事しかしない、というスタンスの会社も多いですが、これは非常に勿体無い。せっかく自社で車を保有しているのであれば、それを武器にして仕事をとってくるのが売り上げアップのコツなのです。
まとめ
今回は自社便を使った取扱の売り上げアップを考えてみました。こんなのは基本の基本なので、おおっぴらにひけらかすことでもありませんが、覚えておいて損はないですので積極的に活用してみてください。
- 行き帰りの仕事を付けるために取扱の仕事をする
- 売上アップのためなら、自社の荷物も他社に売る
- 売って仕事がなくなった車に新しい仕事を取ってくる
簡単ですねっ♪
これで新たに自社便に行き帰りの荷物がつけば、売り上げは3倍〜4倍ですよ!