物流だ!配車マンの苦悩、ストレスの日々

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乗務員は自動運転に殺されるのか?

配車担当のたろーです!自動運転は物流業界を変えるのか?という話。

 

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運用を開始している自動運転

 

人手不足と叫ばれて久しい物流業界ですが、配車を担っている皆様はひしひしとそれを感じているのではないでしょうか?最近は、早め早めに声をかけても車が出てこないんですよ、マジで…。

 

直近でいうと(現在4月)、3月末の決算らへんでの物量増加は、引っ越し業界に車を取られ、結構厳しい配車環境となりましたね。配車担当からすると、忙しい時に忙しい業界の仕事を割増賃金で受けたとしても、普段やりとりしている会社に閑散期に車を使ってくれなくなったら元も子もない、という風に思うものですが…。最近の物流環境を考えると、閑散期ですら車が集め辛いので、ぜんぜんへっちゃらだったりするわけですね。

 

で、そんな人手不足を払拭しようと、IT、テクノロジーの力で解決しようと大手企業は躍起になっています。それが自動運転なんですね。

 

一般車でもACCなどの機能でかなり自動運転っぽいことができるようになって来ていますが、トラックでも同じようなことができつつあります。今は高速道路で隊列走行の後ろの2台だけ、くらいの実証実験中ですが、それでも前進しつつあります。すでに、高速道路の走行車線を走るだけなら問題ないという記事もありました。

 

 

そして、自動運転の実用が一番難しいであろう、と言われている宅配ですら、あと一歩おという状況まで来ていますよね。

 

 

乗務員がいらない時代がすぐそこに迫っているわけです。でも、これが本当に実用化に向けて進んでいくのか?というのは、運送会社や物流会社で働いている乗務員のみなさんからすると疑問なのだと思います。

 

人件費の高騰とワガママ放題の乗務員はいらない

 

コストの話をすると、一番お金がかかる部分というのは人件費です。普通に暮らしているとあまり気づきませんが、例えば保険料にしても社会保険料は半分負担していますし、雇用保険にもお金がかかります。しかし、自動運転で勝手に運送をしてくれるロボットが開発されれば、購入費用とメンテナンスのみです。初期費用はかかりますが、長期的に見たら、企業にとっては間違いなく人件費よりも安く済むわけですね。

 

一方で、人間は文句をいいます。きつい行程は嫌がりますし、風邪なんかをひいていたら仕事をセーブしてあげなければなりません。ロボットだったらそんな気づいかは無用ですよね?

 

技術的に難しい時代だった昔はともかく、今はこれだけ技術革新やAIの発達が進んでいるのです。どの企業も開発を目指していくのは当然だとは思いませんか?

 

これは乗務員だけに止まらず、倉庫にしたってそうなっていきます。一部すでに自動倉庫というのは稼働していますが、近い将来完全に自動の倉庫というのも出来上がると思います。一番期待値が高いのはアマゾンですね。物流への投資の額が桁違いですので。

 

正直、配車マンもAIに取って代わられる職業です。我々の仕事は、言うなれば荷物と行程のマッチングです。これはコンピュータがもっとも得意な分野なのです。現状では、トランコムがこれに近いことをやっていますが、まだまだ人の手がかかっていますよね。これをさらにブラッシュアップしていけば…。

 

そんなわけで、物流業界の末端で仕事をしている我々は、将来的に仕事を追われるリスクが非常に高いと言わざるを得ません。

 

人間がいらなくなる日はなくならない

 

さて、ここまで悲観的なことを書いて来ましたが、実際には完全に我々の仕事がなくなることはありません。

 

インスタントでコーヒーを作れるこの時代に、なぜわざわざコーヒーショップでコーヒーを飲むのでしょうか?大量生産で作れる靴があるのに、職人が作る靴に人気が出るのはなぜでしょうか?CDで音楽を楽しめるのに、コンサートに行って音楽を聞くのはなぜでしょうか?

 

それは人間にしかできないことがあるからです。

 

物流業はインフラ業でもありますが、サービス業でもあります。このサービスという部分を忘れてはいけません。自動でできるけど、信頼できるあなたに運んでもらいたい、そう言われるようになれば、仕事がなくなることはないと思いませんか?これは個人に止まらず、企業としてもそうなのです。あの会社に運んでもらいたい。そう言われるのは、決してロボットではないはずです。

 

まとめ

 

結局は選ばれる人・会社になることが、自動運転やAIやロボットに勝てる唯一の方法と言えるでしょう。もちろん、安ければいい、70点以上でOKという人が大半でしょう。しかし、サービスというのは一部の人に受け入れられれば存在できる仕事であることは気に留めておくべきです。

 

この先ロボットは限りなく100点に近づいて行ってしまうでしょう。しかし、それに負けない工夫と努力を人間がしていく限り、決して失業はしないと私は信じています。

 

 

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