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常用の仕事は共配会社を狙え!

配車担当のたろーです!荷主は探しはどうしてますか?

 

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運送会社にとって荷主探しはとても大事な仕事ですよね。今現在でも運送会社は荷主と直接契約をして配送を行なっていると思いますが、条件を考えながら常に違う荷主に対してもアンテナを張っていかなければいけません。

 

というのも、今付き合ってる荷主ししかうちの運送会社は仕事しないから!なんて思ってたりすると、そこを逆手に取られ、永遠に値上げ交渉に応じてくれない、なんてこともあるわけですからね。

 

では具体的にどんな荷主を探したらいいでしょうか?

 

それはズバリ共配している会社です。

 

共配ってなんでしょうか?

 

そもそも、共配とはなんのことだかわからない、という人もいるかもしれないので簡単に説明します。

 

例えばA社の荷物をメインで扱っている物流会社がいるとして、たくさん仕入れをしてくれるセンターなんかはA社だけでトラックが満載になったとします。しかし、そんな得意先ばかりではありませんね。例えば5ケースだけしか頼まない問屋があったりだとかするわけです。

 

そんな時にどうするのかというと、同じような商材を扱っているB社の荷物を一緒に運んであげることで積載効率をあげるんですね。これにより、トラックの稼働率をあげ利益を出していくという考え方です。

 

これを共配(共同配送)といいます。

 

なんで共配している会社を狙うの?

 

共配の仕組上、配送場所が多くなりがちです。上記でも説明してましたが、重なり合う部分を補って効率を上げるのが共配ですが、実際には重ならない部分というのも少なからず存在してしまうのです。

 

そうすると、必然と使用するトラックの台数が増えてしまう傾向があるわけです。

 

これは繁忙期になればなるほどその傾向が顕著になっていくと考えていいでしょう。閑散期はそれなりなんですけどね。

 

というわけで、共配している会社は結構トラックを集めるのに苦労していることが多いです。そして、品質の良い運送会社があれば、常用で使ってみたいと思っている会社も多いのです。

 

また、小ロット多頻度の配送になっている現在の物流業界において、共配している会社というのは間違いなく今後も残り続ける会社であることは間違いありません。大きな会社ですら、地方の共配会社が潰れてしまうと、その地域の配送が一気にできなくなるという現状があるからです。

 

つまり、メーカーに値上げ要請をしても通りやすいということにもつながります。

 

というわけで、もし共配会社にアプローチをかけたことがない運送会社の方々は一度検討してみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

 

新しい荷主の候補として、共配会社を狙って見ては?というお話でした。

 

ちなみに、工場からセンターへの直送とかしかやってない運送会社とかだと、共配会社の仕事は結構難しく感じるかもしれません。しかし、難しいからとチャレンジしないのは損ですから、試しにやってみることをオススメしますよ。

 

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