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物流ニュース:完全自動運転の配車、アメリカで年内開始!配送は?

配車担当のたろーです。ついに年内に完全自動運転のサービスが開始ですか!? 

 

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タクシー業界の完全自動運転

 

(2018年6月13日追記)

ソースが削除されてしまっていたので、引用記事にならなくなってしまいました。参考程度に確認お願いします。

(追記終わり)

 

もうすぐ自動運転が乗務員の仕事を奪っていきますよ、なんて書いていましたけども、どうやら本当にすぐそこまで迫って来ているようですね。このニュースは物流とは直接関わりはないですが、人ができたら次は物も、となるのは間違いありません。

 

NHKのこのによると、“運転手がいない” 完全自動運転の配車 アメリカで年内に開始へ、によると、

 

アメリカのIT大手のグーグルのグループ会社は、運転手がいない完全自動運転の車に一般の客を乗せる配車サービスを年内に西部アリゾナ州で始めると発表しました。

この中でクラフチックCEOは「年内にアリゾナ州フェニックスで完全自動運転の車を使ったサービスを開始する。誰もがアプリを使って呼ぶことができるようになる」と述べて、運転手がいない完全自動運転の車に一般の客を乗せる配車サービスをビジネスとして年内に始めると発表しました。

 


とあります。まだアリゾナだけですから、乗客を乗せた試験運行というイメージでしょう。テストも最終段階ですね。これがうまくいけばどんどん世界に発信していくことになると思います。

 

このサービスを推測すると、

 

  1. 乗客がスマホでタクシーを手配(現在地と行き先を入力、即決済)
  2. アプリ上で最も近い完全自動運転のタクシーが乗客の元へ向かう
  3. 迎えに来たタクシーに乗り込み移動開始
  4. 目的地にて降車

 

こんな感じのフローでしょう。ここでポイントは、最初に決済を済ませている点です。これにより、現金の取りっぱぐれを防ぐ目的と、現金のやりとりをしないので人間が乗っている必要がないということですね。

 

あとは、配車担当として思うところは、行き先がわかっているので次の行程を考えやすいということ。まぁ実際に考えるのはAIがやるんですけど、見れば見るほど考えれば考えるほど、よくできた仕組みだなぁなんて思います。

 

完全自動運転を物流業界に応用すると?

 

このサービスは物流にも応用することが可能ですね。

 

  1. 荷主がスマホでトラックを手配(積み地と降ろし地を入力、即決済)
  2. アプリ上で最も近い完全自動運転のトラックが乗客の元へ向かう
  3. 迎えに来たトラックに積み込み移動開始
  4. 降ろし地で荷下ろし

 

こんな感じです。メーカーと問屋間のやりとりだともっと楽で、発注すれば勝手に荷下ろしまでの依頼が終わるようなイメージだと思います。

 

技術の開発を考えると、まずは完全自動運転から業界が変わっていくのかな?という推測が立ちそうです。そのあとは完全自動倉庫です。完全自動運転の場合、まだ荷積みと荷下ろしが難しいですからね。

 

また、人と違って荷物は自分で動かないので、不測の事態に対処することができません。この完全自動運転のシステムはgoogle(の子会社)が開発しているようですので、物流に関してはまだまだ作り込みができないのではないかな?という推測も立たせることができます。

 

ですので、完全自動運転のニュースをアマゾンあたりが発表したら、本気で物流業界が変わる予兆だ!と考えた方がいいかもしれませんね。世界的にはいいことなんですけど、現場で働いている人たちにとってはいったいどうなるんだ?と気が気じゃないでしょうから。

 

最後に

 

これが成功すればタクシー業界もだいぶかわります。目下の課題は、自動運転の精度と、台数の問題です。手配したはいいものの、迎えが到着するまで1時間、なんてことがザラにあるようだと使い物になりません。どれだけ台数を投入してくるのか、このニュースだけではわかりませんが、それによってgoogleの本気度がわかりますね。

 

事故がないわけではない完全自動運転ですので、注目して観察していきたいと思います。