乗務員は昼飯すら食べられない!?
乗務員の皆様はランチを取れているでしょうか?そうです、昼飯です。はっきり言って、乗務員さんは昼休憩といったものを取れることが少ないのではないでしょうか?私も乗務員をやっていた時、同じように昼ご飯をきちんと食べられることが少なかったように思います。
これには理由がいくつかありますが、最大の理由としては、
- 納品先の受付先に間に合わないor積み置きの時間に間に合わない
ということになるかと思います。ようするに、時間に追われているということですね。
昼休憩が取れる車格は?
さて、では昼休憩が取れる仕事というのはどういう仕事だと思いますか?それは納品回数の少ない仕事です。一回積んで一回しか荷下ろしがないとすると、うまいこと早く仕事が終われば次の仕事までの間に昼ご飯を食べることができますね。
逆に納品回数が多い仕事というのは昼休憩を取ることができないということになります。最たる例が宅配便等の業者ですね。想像してみてください。ファミレスや定食屋などで昼ご飯を食べている時に、ヤマトや佐川の制服を着た人がご飯を食べているのをみたことありますか?
ですので、昼休憩が取れる車格というのは、10tなどの大型。昼休憩が取れない車格は2t車などの小型車、ということになりますね。
まぁあくまで車格は参考までにしておくといいと思います。大型だからと言って、納品回数が少ないとは限りませんし、2t車だって一発納品の仕事がないわけではありません。小型車でもユニックとか平車両なんかは一発ということもありますので、あくまでs、仕事の内容にで決まるという風に思っておいた方がいいかな。
(昼休憩取るよりさっさと仕事を終わらして帰りたい、という乗務員も一定数いるということも伝えておきます)
昼休憩が取れるように働き方改革?
前の記事でも書きましたけど、点呼時に睡眠不足を確認する旅客自動車運送事業運輸規則及び貨物自動車運送事業輸送安全規則を改正が行われました。乗務員の働き方を見直して、適正な業界にしていこうという政府の判断が見て取れます。
ということで、もしかしたら昼休憩をちゃんととっているか?ということも終了の点呼時に確認するようにというお達しが今後来る可能性も無きにしも非ずです。
6時間〜8時間の労働をさせる場合、会社側は少なくとも45分の休憩時間を与える義務があるのです。乗務員の場合、待機時間もありますからそこを休憩時間とみなすことも可能かと思いますが、そこで納品のための待機というのは拘束時間とも捉えられるので、厳密には休憩時間ではありませんよね。
結局のところ、乗務員が昼休憩を取れるようにするためには、荷主から貰う運賃を上げてもらい、乗務員に支払える給与分を確保する以外に方法はないのです。まぁ、乗務員の給料を下げて、昼休憩をちゃんと取れ、と指示することも可能ですが現実的ではないですよね。
乗務員の仕事環境が変わるかどうかは、荷主の運賃次第ということになります。
(まぁ実際は運賃上がっても、同じように働かされてしまう運送会社の方が多そうですけどね…)
配車担当は昼休憩しているの?
ちなみにですが、配車担当は昼休憩を取れることが多いです。何かトラブルがあり、昼休憩までに解決できなかった場合、昼飯にありつけないこともありますが、まぁそれはどの仕事でも同じことですからね。
ちなみに私はそうは言っても休憩を取らないタイプです。私がやってた仕事は、結構昼にトラブルが多かったこともあり、もはや呼び出されるのがめんどくさくなってオフィスから出なくなりました。もっぱら、コンビニのおにぎりやパンをぱくついて終わり、という感じですね。
あと、乗務員が昼飯食えてないのに、休憩取るのが引け目を感じるというかなんというか…。私の配車でみんな昼飯食えてないんだよなー、なんて思ったりしてますね。まぁそんなこと気にせず昼休憩とればいいんでしょうけど。乗務員もそういうことを織り込み済みでドライバーとして仕事しているわけですからね。
まとめ
乗務員は昼休憩を取れないことが多い。
配車担当は昼休憩取れることが多い。
ということが言えるかと思います。就職や転職を考えるときの参考にしていただければ幸いです。
サクッと転職もありですよね