配車担当のたろーです!在庫の管理どうしてますか?
倉庫の在庫管理をするならWMS!!
突然ですがWMSって聞いたことありますか?配車だけしかしてないと倉庫のことがわからないとは思いますが、倉庫で使う在庫管理システムのことを総称してWMS(Warehouse Management System)と呼ばれています。
在庫型の倉庫というのは、
- 入庫
- 保管
- 出庫
を繰り返していく仕事を生業としていますね。システムが無い頃は、在庫帳なる台帳に入庫数と出庫数を記入し、在庫を管理してきました。また、パソコンが普及してきた当初は、入庫したら打ち込み、出庫したら打ち込み、という作業をしてきたわけですね。
これを一括してやってしまおう!というのがWMSのコンセプトです。
入庫〜出庫までをシステムで管理する
ではどうやって一括で管理するのでしょうか?通常倉庫は、荷主からの荷物を預かっているわけです。これはメーカーが倉庫を持っている場合でも同じことで、倉庫から見るとメーカーが荷主という位置付けですね。
で、入庫をする前には必ず荷主側の発注作業があるわけです(倉庫が発注業務も請け負っている場合もありますが)。この発注のデータを倉庫は受注し、その日に入って来る入庫を確認します。この時点で、発注から入庫までが一括で行われています。
次に出庫ですが、出庫があるということは注文があるということですね。荷主が注文を受け付けると、そのデータが直ちに倉庫に飛びます。そして、これを引当し、出庫に取り掛かるというわけです。この時点で、注文から出庫までのデータが一括で行われます。
入庫から出庫までの時間が保管している時間ですね。この時間に、棚卸をして在庫数を確認するのが一般的です(もしくは出庫が終わった後入庫が始まる前)。
このように、発注から入庫、受注から出荷、そして保管からの在庫、というのを一つのシステムで出来るようになるのですね。これがWMSの利点と言えます。
実は難しいWMSの運用
こうやって書くと、確かに簡単そうに見えるのですが、実は結構運用が難しいのです。というのも、物流業界はITに適性のない人が大多数を占めているからです。私も倉庫にいた時はWMSを使用していましたが、使いこなすのに結構苦労しました。
そして、私が休みの時は、電話の嵐です。
「なんか変なメッセージが出るんだけど」
「引き当てができないのはなんで?」
「在庫が反映してないんだけど」
等々…。
立ち上げだけ知っている人がいて、あとは現場に任せるという運用がなかなかしづらいのがWMSというシステムなのです。
しかし、これが使いこなせれば業務の改善には大いに役立ちます。なにせ、人海戦術でやっていた業務が一瞬で出来るようになるわけですから。もしWMSの導入を考えている倉庫があるとすれば、ITにアレルギーのない人材を取ってから行うことをオススメします。
最後に
とりあえずさわりだけですがWMSがどんなものなのかを書いてみました。もうちょっと書いておきたいこともあるのですが、それはおいおい追記していきたいと思います。