配車担当のたろーです!バラ積みさせてますか?
トラックにバラ積みをさせたがる荷主としたくない乗務員
積み込みするための効率として、最近はパレット積・パレット降が主流となってきています。特に最近の乗務員の求人にも、
「パレット積・パレット降メインの仕事です!手を使わない仕事多数!」
なんて見出しが躍っていたりします。
人間ですから、乗務員も疲れる仕事はやりたくありません。バラ積みの仕事をつけると愚痴を行ったり、文句を言ったりしてくる乗務員も多くなりました。大型のトラックでバラ積みなんて気が遠くなりそうですしねぇ…。
しかし、こと仕事を依頼してくる荷主の方からすると、バラ積みをしてもらいたがります。何と言ってもバラ積みのメリットは積載率が上がることです。特にアパレル関係の配送は、ケースが軽い割に容積を取るので運賃が高騰しがちです。少しでも配送費を削ろうと、バラ積みが基本となっていることが多いようです。
1ケース20キロとかする荷物をバラ積みするならともかく、アパレルケースなんて5キロにも満たないものが大半ですから、乗務員にとってはまだまだ簡単な方のバラ積み荷物だと思いますがね。
乗務員・配車マンとしてのバラ積みメリットは?
では、一方的に荷主メリットしかないのかというとあながちそうとも言えません。
というのも、バラ積みというのは通常嫌がられる仕事であるため、単価が高い場合が多いです。
同じような行程でも、3、4千円高かったりするので、2回戦目がないような暇な時期には売り上げを稼ぐのにちょうど良かったりします。
また、パレット積みの場合、間に緩衝材などを挟まないと荷崩れリスクが存在しますが、バラ積みの場合ぴったりと積み込むため、パレット積みほど荷崩れが起きづらい傾向があります。
山の上などのワインディングロードを走らなければならない配送先の場合、バラ積みしておくと結構心強かったりしますね。
他にも、センター納品の場合、パレ降ろしよりもバラ降ろしの方が空いていることが多いため、早く荷下ろしバースに着けられる可能性もあります。まぁこの辺は、バラ降ろしするのにも時間がかかるため、一概にバラ降ろしの方が早いとは言い切れないんですけどね。
乗務員としても、バラ積みバラ降ろしは歩合の単価を引き上げているところもあるので、体に問題がなければバラ降ろしをすることで給料に反映するというメリットがあります。この辺の給与形態は所属会社によりますので、入るときに確認してみましょう。
ちなみに弊社はバラでもなんら給料に影響を与えません(泣)
まとめ
バラ積みのメリット
- 単価が高い
- 積載効率があがる
- 納品バースに早くつけられる
- 荷崩れしにくい
本文では触れませんでしたがデメリットも書いておくと、
- きつい、大変
- 時間がかかる
- 重量物の場合、身体を壊す恐れがある
みたいな感じですかね。
乗務員にもこのメリットデメリットを説明して、バラ積みをしなくちゃいけない時の材料にしてもらいたいものです。
ちなみに、乗務員の最高のメリットとして、
配車担当からの信頼がめちゃくちゃ上がる
というのがあります(笑)。たまには簡単なバラ積みくらい手伝ってあげて、信頼を勝ち得るのもオススメです。