配車係のたろーです!荷台の点検してますか?
雨漏りで商品が台無しに!
納品先に到着し、いざ商品を下ろそうとウイングを開けたところ、雨で水に濡れてしまった商品が!
もしこんな事態になってしまったら、その後の処理もめちゃくちゃ大変です。そこで終わりという行程だったとしたら、濡れてしまった商品を積み地まで持ち戻ることができますが(もちろん拘束時間や労働時間はオーバーするかもしれませんが)、もし仮に次の行程があった場合、それもできなくなり売り上げもパー。
そして、次の行程に穴を開けてしまったことによって配車担当の信頼も失墜し、点検を怠っていたトラックを使用していた運送会社も信用を失い、と悪いことづくめということですね。
信頼失墜もきついですが、金銭的にもかなり厳しいことになりがちなのが雨濡れです。というのも、水に濡れてしまった外装箱というのは乾いてももとどおりにはなりません。ですから、ほぼ全て買取や弁償という形になってしまいます。そして、水は液体ですので広範囲の商品をダメにする可能性が高い。
雨漏りの具合にもよりますが、荷台の半分ダメになることもあります。
定期的な点検が事故を防ぐ!
上記のようなことを防ぐためにも、定期的な点検は欠かさないようにしましょう。パッキンの劣化などで水が侵入してきてしまうこともあるので、特に古くなった車は要注意です。ウイング車は開閉機構があるので、箱車よりも劣化が早いです。
しかし起きてみないとわからないというのが劣化でもあります。
ですから、例えば大雨が降った日には必ず荷物を積む前に荷台をチェックする。車庫を出る前にチェックする。というのは癖にしておいた方がいいと思います。特に台風の季節はチェックする機会も増えるので、毎朝トラックに乗る前に見ておきましょう。
雨濡れで事故になってしまって事例
えー、ちなみにですが、私のやっちまった事故の事例を紹介しておきます。
とある食品のパレット物の仕事を受けて、傭車にやらせたのですが、上記で書いたようにウイング上部のパッキンが劣化していて雨が侵入してきてしまいました。
侵入した雨は、ウイングを伝って横一面に水を拡散してしまい、荷台の半分の商品の側面を水でふやかしてしまいました…。ほぼ全数破損扱いで持ち戻りです。
もちろん次の行程がありましたが、持ち戻らざるをえず次の仕事にも迷惑をかけてしまい(なんとか別の車を当てることができたので最悪の事態は免れました)、会社の損害としても甚大なものとなってしまいました。
傭車のやらかした事故だったので、うちの会社が弁金にはなりませんでしたけども、間に入っているので請求書はこちらに届きますよね。目ん玉飛び出るくらいの金額が請求されてました…。
というわけで、やっちまった事故のことに対しては、私も必要以上に注意をするようになった次第です。
あと、私が2tの乗務員をやっていた時にも、台車で運んでいた時に雨に濡れてしまい持ち戻りということもありましたね。センターや倉庫ばかりが納品先ではありませんので、雨が降ってる時に屋根のない場所を動くのはめちゃくちゃリスキーです。
雨の日はいらないダンボールとかを大量に持ち歩いて、商品にかぶせて運んでいたのは懐かしい思い出ですねぇ。
最後に
雨濡れの事故を書きましたが、おそらく私が経験した事故がかなり影響している事例となっていると思いいます。別の業界の人からすると、こんな雨濡れの事例だってあるわい!ということもあるでしょう。
経験したことのない話を記事にするのは難しいものなのです。もしこんな事例があったよ、なんてのがありましたらコメント欄で教えていただけると嬉しいです。
皆さんで事故の共有が出来れば、ちょっとでも事故を減らせるんじゃないかなーと思いますので。
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