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夏バテ?乗務員もなりがちな熱中症・脱水症状

配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!

 

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熱中症で脱水症状になった過去

 

私も昔、乗務員でトラックを運転していました。

 

2t車で問屋や商店を回る仕事だったのですが、夏場はめちゃくちゃ痩せたんですよね。その頃は付帯作業なんかも通常業務で、初めて先輩に仕事を教わっている時に、

 

「この商品はこの棚に入れて、この商品はこっちに段積みして…」

 

なんて指導を受けたりしてました。指示通りにやってないとお客さんからクレームが入って怒られたりして、新人ながらなんでお客さんの仕事をこっちで肩代わりしてやらないといけないのか?と思ってましたね。

 

まぁそんな感じだったので、自然と体をよく動かしていたわけです。ですから、夏場の棚入れなんてのはちょーハードモードです。客先の倉庫でエアコンが入ってる場所なんてのはほぼありませんでしたし、汗は大量に出ますし、飯を食う暇もないし、と痩せるのには絶好の職場だったわけです。

 

配車担当として事務方になってから体重が10kg以上増えちゃいましたし…。

 

まぁそれはともかく、そんな感じでバリバリ仕事をしていたので、或る日突然、目の前がぐるぐる回って吐き気が止まらず死にそうになった時がありました。

 

お客さんの倉庫で棚入れをしていたときです。その日は35度くらいの気温で、真っ青な空とギラギラ光る太陽で海に行くにはちょうどいい日和でした。夏に使うであろう、飲料を大量に仕入れたお客さんの倉庫にて、先入先出のために荷物を出し入れして格納していたんですね。

 

30分を過ぎたあたりから、なんか胸がムカムカして気持ち悪いな。くらい思ってたんですが、さっさと終わらせたかったのでそのまま仕事を続行してました。

 

そして、さらに30分が経った頃、突然吐き気を催し、その場で吐いてしまったんですね(一応、倉庫の外には出ました)。

 

吐いた後も吐き気がおさまらず、目の前がぐるぐる回り視界がフェードアウトしていきました。

 

気が付いた時には、病院のベッドの上にいて、当時の会社の課長と社長が立っていました。

 

「お前、熱中症と脱水症状で倒れたんだぞ」

 

生まれてこのかた、熱中症なんてなったことなかったので驚きましたが、なるほどあれがそうだったのねと納得。その日は点滴を打ってもらい、回復したので当日に退院しました。

 

そんな経験をしているので、乗務員には熱中症と脱水症状には絶対に気をつけろよ!と常日頃から声かけをしています。アメちゃん渡したりとか、極力バラ仕事は受けないとか、そういった配慮も必要ですかね。

 

脱水症状に注意!

 

昔から比べると、日本はめちゃくちゃ暑くなったような気がします。私はそろそろ40代も見えて来る年齢ですが、30年も昔の子供だった頃はこんなに暑くなかったような気がします。

 

気象庁の日本の平均気温のページを見ると、やっぱり昔に比べると平均気温は上昇しているように見えますね。

 

www.data.jma.go.jp

 

気温が35度を超える日を猛暑日と呼ぶようになったのも、ここ最近だと思います。と思って調べたら2007年からだそうです。11年前から使ってたんですねぇ。月日の経つのは早いものです。

 

そんな猛暑日連発の2018年ですが、テレビでもよく叫ばれているように、乗務員さんの熱中症には注意が必要です。トラックの中は熱がこもりやすく、室温が上昇しやすいためエンジンを止めるとすぐに汗が吹き出てきます。

 

正確な数字までは見ていませんが、全ての県において駐車時のアイドリングストップが義務付けられている市区町村が存在し、主要都市では軒並み条例が出ているようです。つまり、納品先等で待機が発生する場合は、ほぼすべからずエンジンを切らなければならない状況というわけです。

 

こんな状態じゃ、乗務員さんも脱水症状になりますよね。

 

熱中症に気をつけよう、とは言うものの

 

おそらくどこの運送会社でも配車担当や社長などから、

 

「熱中症に気をつけろよ!」

 

と声をかけられていると思います。しかしながら、エアコンが使えない状態で熱中症に気をつけろと言われてもどうしたらいいんじゃい、と思うのではないでしょうか?

 

大きいセンターでなおかつコンプライアンスに厳しい物流センターなんかは、乗務員が待機できる待機室などがあったりして、トラックを降りて涼しい場所で待機できたりします。しかし、昔ながらのセンターや問屋などはもちろんそんな施設はありません。

 

そして、アイドリング状態のまま、待機している乗務員に、

 

「アイドリング切れやー!!!」

 

とキレるセンターの人間がいるわけですね。

 

いや、人間の命と条例守るのどっちが大事やねん、と私は思っちゃうんですけども。そして、そんな風にキレるセンターほど、待機時間が長かったりするんです。地獄ですよね、そんな状況。

 

乗務員さんは、自衛のためにも水筒などで水を大量に保有し、なおかつ外部待機が可能ならば外に出てアイドリング状態のまま待機できる場所を探すのをお勧めします。それが出来ないセンターの場合、クレームを入れてでも改善要求をするようにした方がいいのは間違いありません。

 

また、水だけだと体の塩分濃度が薄まり、疲れやすくなると言われています。

 

アメやポカリスエットやアクエリアス(私はポカリが好きですが)などのスポーツ飲料も上手に活用し、塩分を切らさない工夫も必要ですね。

 

冒頭にも書きましたが、熱中症になると一瞬で気を失うようなイメージです。運転中にそれが起こったら?死ぬ可能性だってなきにしもあらずですよね。気をつけるに越したことはありませんよ。

 

物流センターも配慮を!

 

今まで色々書きましたが、結局自衛することくらいしか乗務員は出来ません。人間が乗務員をやっている以上、生理現象には勝てないのです。

 

ですから、長時間待機が常態化している物流センターは、まずはその状態を改善していただくことを要求したい。そして、それが今すぐ無理だと言うのならば、乗務員が待機できる場所を提供するくらいの配慮をお願いしたいものです。

 

条例によってアイドリングを止めなければいけない現状では、どこで待機していたとしてもアイドリングを止めなければならないわけです。それは外部で待機していたとしても同じことですよね?ならば待機せざるを得ない物流センターこそ、乗務員の待機場所を提供するのが義務なんじゃないかと私は思うわけです。

 

また、アイドリング・ストップの義務というのはいくつかの条件があります。

 

参考にしたのは埼玉県のホームページ。

www.pref.saitama.lg.jp

 

そしてその中に、

 

  • その他やむを得ないと認められる場合

 

この時はアイドリングストップをしなくてもいい、と記載されているのです。このやむを得ないと認められる場合というのは、

 

  • 急病人に対する措置や火災、震災時等の緊急を要する事態に対応する場合
  • 病弱者や障がい者が身体を健全な状態に維持するために必要な室温に車内の温度調整をする場合
  • 人の生命、身体に危害が及ぶおそれがある場合

 

以上の三つです。はたして、35度を超える日中に、アイドリングを止めてエアコンを使わないということは、人の生命、身体に危害が及ぶおそれがある場合に該当しないと言えるのでしょうか?

 

物流センターはそのことを考え、夏のクソ暑い日にアイドリング状態のままエアコンつけて待機することくらい、目をつぶってほしいもんですね。

 

待機についての記事も書いてます。

www.butsuryu.xyz