物流だ!配車マンの苦悩、ストレスの日々

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悪名高き得意先!メーカー・運送会社共同で撲滅しよう!

配車係のたろーです!悪質な得意先と戦ってますか?

 

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自分たちの都合で乗務員を使うセンター

 

みなさま、お盆前の配車業務お疲れ様でした!そして、倉庫で作業している方々も、夜遅くまでお仕事ご苦労様です!

 

そんな2018年のお盆はめちゃくちゃ大変でしたね。みんな口々に言うのが、今年はカレンダーの並びがめちゃくちゃ悪い!ということです。というのも、いろいろな業界が同じタイミングで休みに入るため、繁忙期が重なってしまったというわけなんですね。

 

普段であれば工場系が先に休みに入るため、工場系の繁忙期が先に起こり、工場が休みに入った頃に一般の配送の繁忙期が起こるため、繁忙期がズレていました。しかし、今年は軒並みお休みが一緒だったようですね。私も車が見つからなくてめちゃくちゃ苦労しました。

 

というか、後半は手持ちの車を手持ちの仕事に割り当てるだけで、外の仕事をやる余裕なんてなかったし、車も入ってこないことが目に見えていたので、半ば諦めていたということもありますがね…。

 

さて、そんな繁忙期ですが、こんな時だからこそ悪名高いセンターというのが猛威を振るった時期だとも言えます。

 

「そこハマるんだよなー」

 

「あそこのセンターは棚入れがあるんだよね」

 

「ちょっと移動しただけで怒られたよ」

 

そんな乗務員からのクレームや、配車係からの文句がたちまち湧き上がるセンター、それが物流業界のガンとも言える納品先とも言えます。

 

運送とは、基本は車乗渡しで完結するお仕事のはずです。それ以外の仕事は付帯作業といって、別料金が発生するべき事案です。

 

しかしながら、サービスという名のものとに乗務員を自社の作業員のごとくこき使い、人件費を浮かそうとする悪徳センターがはびこっているのが物流業界の闇とも言えます。逆に言えば、そういうことがまかり通っているからこそ、低賃金のセンターが成り立つとも言えますが。

 

センターに文句を言えるのはメーカーしかかない!

 

私が聞いた話だと、とあるセンターは運送会社に直接電話をかけてきて、

 

「なんであんなやり方したんだ!」

 

と凄んでくるそうです。

 

通常の流れは、商品を運んできたメーカーに対してクレームを入れ、それが運送会社に落ちてくる、というものですよね。それが、運送会社の看板がわかるとはいえ、直接クレームを入れてくるのはいかがなものでしょうか?

 

その運送会社は逆に、メーカーに対してそのセンターを運営している商社にクレームを入れ、業務を改善させたそうです。やはり普通は、力のある者が、力のない者に対して恫喝するような行為は褒められたもんではないですよね。

 

また、長時間待機が常態化しているセンターも世の中には溢れており、配送を請け負っている都合上行かなければならず、行ってくれる運送会社がいなくなってしまった、という話もよく聞きます。

 

あるメーカーは、

 

「おたくは散々待たせるだけ待たせて待機料も払わないし、物流コストだけかかるからもう納品しない」

 

と啖呵を切って配送打ち切りにした例もあるようです。

 

そんな男気のあるメーカーがあるんだ!と私は感動しましたが、みなさんはどう思いますか??

 

結局センターに文句を言えるのは対等な立場のメーカーしかないのです。

 

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メーカーと一緒に戦おう!

 

物流会社として強くなり、センターと戦うという手もないわけではありませんが、やはりそれはなかなか厳しいです。日通やヤマトくらい大きい会社になれば影響力はあるかと思いますが、1物流企業でそれを達成するのはちょっと難しいですよね。

 

ですから、メーカーと一緒にクレームを入れ、現場を改善してもらうしか方法はありません。

 

私も待機とか付帯作業が発生した場合は、荷主を通してメーカーからクレームをいれてもらっています。地道な運動が、やがて大きな改革の一歩になることを夢見て。

 

ま、とはいうものの、

 

「あそこのセンターを運営している会社と戦いたくない」

 

なんていうヘタレなことを放言するメーカーもいるので、着く相手は考えた方がいいかもしれませんね。

 

ちなみに私がやりとりしているメーカーはヘタレメーカーばっかりです!

 

現場の改善はまだまだ遠いなー。