物流だ!配車マンの苦悩、ストレスの日々

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うまく出来ない配車。なんでみんなは出来てるの?

配車係のたろーです!配車うまく出来てますか?

 

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うまく配車できない悩みを抱えている配車係達

 

一般的に配車というと、仕事をとってきて乗務員に仕事をさせる、ということになるかと思います。それについて、なんかうまくできないんだよなー、という悩みを抱えている配車係って多いのでは無いでしょうか?

 

かくいう私も、こんな記事を書いておきながらいつも悩みながら配車をしています。

 

私は配車業務をやり始めて5、6年といったところですが、ようやくわかり始めたかな?といったくらいです。(物流業界はもっと長いんですけどね)

 

ですから、新人配車マンの皆様はもっと悩んでいるんだと思います。しかし、ですね、これは断言しますが、

 

納得いく配車はいつまでたってもできません!

 

このことを覚えておいていただければ、心に余裕ができるのでは無いかなと思います。

 

理想の配車とは何か?

 

なぜ納得いく配車が出来ないのか?それは本能的に何が一番効率がいい配送なのかを知っているからに他なりません。

 

では一番理想の配車ってどんなものだと思いますか?簡単ですよね?

 

それは、降ろし地と積み地が同じ場所から始まる配車です。

 

A地点で荷物を積む

B地点で荷物を降ろす

B地点で荷物を積む

C地点で荷物を降ろす

C地点で荷物を積み置きする

翌日A地点に配送する(以下繰り返し)

 

どうですか?空車回送の距離も無いし、無駄走りもありませんよね?これこそ真の効率のいい配車です!

 

…しかし、こんな配車はどう頑張っても出来ませんよね?ですから、納得のいく配車というのはいつまでたっても出来ないのです。

 

諦めずに追求することが大事

 

理想の配車が出来ずとも、それに近い荷組はできることが多々あります。正直言って、私も月に一回くらいは、

 

「マジで今日の荷組は神行程だわー。なんのロスも無いし、導線がはっきりしてる!」

 

という配車が出来ることがあります。こういうときは本当に気持ちがいいので、これのために仕事やってきたんじゃね!と思ったりもするくらいです。

 

しかしながら、仕事も終わりに近づいた時に、

 

「A地点〜B地点の当日の仕事できませんか?」

 

という電話を受けた時に、元々組んでいた行程よりもめちゃくちゃ効率がいい仕事だった場合どう思うでしょうか?

 

「当てはめてる行程を今聞いた仕事に変えられればもっとよくなるのに!」

 

そんな風に思いませんか?理想の配車に近づくというわけです。

 

しかし、その仕事を受けるためには、今持っている仕事を誰かに売らなければならなかったら?そして、時間が遅いために売ることができなかったら?

 

きっと帰り道で、

 

「あー、あの仕事を受けずに最後の仕事を受けられてればもっとよかったのになー」

 

と落胆することでしょう。そして、割とそういうことが頻繁にあるのがこの配車業務と言えます。

 

完璧主義者にはなかなか辛い業務かもしれませんが、逆にいうといつまでたってもクリアできないゲームだとも言えますよね。やりがいというのはそこにあるわけです。

 

最後に

どんなベテラン配車マンでも理想の配車というのは永遠に出来ることはない。しかし、それに近づけるためにみんな日々努力をしている、というのが正しい物の見方かなと私は思っています。

 

最初からみんなうまい配車が出来ていたわけではありません。新人配車マンの方々は、是非ともいろいろな行程にチャレンジしていただいて、自分の配車スタイルを築いていただきたいと思います。

 

アドバイスできるところといえば、時間は有限なのでどこかで妥協して仕事を選ばなければならない時があるはず。そういう時のために判断を早くして、

 

「ま、しょうがないか」

 

という精神でトライしてみてほしいですね。繰り返しますが、最初からうまくなんて出来ません。乗務員から嫌味を言われることもあるでしょう。しかし、みんなそれを乗り越えて経験を積んで言っているということは忘れないでいただきたいですね。

 

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