配車係のたろーです!
乗務員の皆様は、配車係の言う通りに積み地に赴き、言われた荷物を積んで、納品先に届けるのが仕事ですよね。しかし、ごく稀に、配車マンから聞いた荷物と違う内容のことを言われることってないですか?
定期便とかで入ってる仕事だとあまりそういうことはないんですが、フリーで仕事を受けている会社だったりすると結構な頻度でこういったことが起こります。
良かれと思って積んじゃう乗務員の方!その行為ちょっと待ってくださいね!
PL積みって聞いてたのに、バラの積荷が出てきた
よくあるパターンとして、PL積の仕事を受注していたのに、バラ積みの荷物が出てきてしまうというもの。このパターンの場合、基本的にバラNGの乗務員というのが数多く存在していて、それ用に仕事を取っている部分もあるわけですから、積む前に揉めることが多いです。
結果的に、配車マンにも連絡が行き、積む前に対処することができるわけです。
こういった場合は、あまり大ごとにならずに済みます。どうしてもバラじゃないとダメだということになったとしても、金で解決することができるからです(付帯作業料をいただいて、バラ積みする、もしくは仕事をキャンセルさせてもらう)。
しかし、稀にバラOKの乗務員もいるので、荷主が言うなら仕方ないと勝手に積んでしまって後で揉めることもありますね。その場合は、乗務員が責任を持ってバラおろしもしないといけなくなりますので注意が必要です。積んでしまってからでは単価アップ交渉はなかなかしづらいもんですので。
バラ積みって聞いてたのに、PL積みの荷物が出てきた
次にあるのが、バラ積みの仕事だと思っていたのにPL積みだったパターンです。
この場合、はっきり言って乗務員的にはめちゃくちゃラッキーですよね。なので、喜んでそのまま積んでしまいがちです。
しかしちょっと待ってください、あなたが配車係から受けた案内はバラ積みだったはずですよね??
実はこっちの方が厄介で、積んだ後に気づくことが多いのです。本当に積み地の依頼間違いでPL積の荷物だったのに間違えてバラで発注していただけならいいのですが、例えば違う業者の荷物を積んでしまっていたりとか、違う行き先の荷物を積んでしまっていたりすると、大問題に発展する可能性も大です。
また、バラで積んでいけばパレットなどの回収がないので荷台を空にすることができる、という意味でのバラ積みの可能性ももちろんありますよね。
その場合、PLで積んでしまったがために、PL回収をしなければならなくなり、結果的に次の仕事ができなくなるということもありえるわけです。
乗務員としても、自分の売り上げがパーになりますし、会社の売り上げもなくなる可能性もあります。こういったイレギュラーはラッキーだとはおもわず、聞いてた話と違うと思ったら配車係に連絡をするのが鉄則ですね。
違う積み地に誘導されたら?
指示された積み地に行ったら、
「荷物ここにはないからあっちに積みに行ってくれ」
なんて言われることって結構あるんですよ。
その場合でも積み地の誘導通りに積みに行くのはひとまずやめておきましょう。上でも言っている通り、ちょっとでも違うことを言われたらとりあえず配車マンに確認するのはマストです。
荷主からもらった仕事の内容と違うことを言われたら、何かおかしいな?と考えるようにした方がいいでしょうね。
もちろん、違う積み地に行けという場合もありますので、ケースバイケースです。指示書などに書かれていれば、それに従ってOKです。
まぁ、気になるならとりあえず配車係に連絡するのをお勧めしますけどね。
最後に
なんども言いますが、配車係から誘導されたことと違うことが起こったら、必ず配車係に連絡をして指示を仰ぎましょう。
勝手な自己判断で余計な仕事を増やさないようにしましょうね!