配車係のたろーです!
みなさんは仕事でパレット回収を行うことはありますか?私はお付き合いしている会社の関係上、パレットを回収しなければならないことが多々ありまして。
で、荷主との交渉や、付帯作業の絡みで当日に回収できないことがあるんですよね。
そんな時は、とりあえずパレットで降ろさせてもらって、後日回収に伺うということをやるのですが…。
返してくれない得意先もあるんです…。
置いてこれるパレット(JPRなど)
世の中には置いてこれるパレットというのがあります。私もあまり種類についてはくわしくないのですが、食品系でいうとJPRなんかが有名でしょうか。
この置いてこれるパレットというのはどういうシステムかというと、契約しているセンター間同士でパレットをデータ上で権利移動させるんですね。ですから、持っていったパレットと入ってきたパレットというのは同数になる、というわけです。
なぜこんなやり方ができるのかというと、日本パレットレンタルという会社がパレットを貸し出しているからなんですね。色々なセンターに貸し出しをし、レンタル料で利益を得る会社が日本パレットレンタルという会社です。食品系は結構JPRを使っていますので、この会社は将来的にも食いっぱぐれないビジネスモデルを構築できていると言えます。転職するならこういう倒産リスクがない会社に入りたいものですねぇ…。
話が逸れました。
権利譲渡するシステムの関係上、パレット回収を行わなくて済むのが置いてこれるパレットの利点です。
後日回収するパレット
世間一般的には後日回収か、もしくは当日に等枚交換で回収のほうが馴染みが深いかもしれません。海外からの荷物なんかだと捨てパレットといってどこの規格にも属さないものも存在すします。このあたりのパレットたちは、納品するセンターによっても取り扱いが違ってくるので注意が必要です。
本来はやってはいけない運用ですが、JPRなどに積みつけて商品を持っていき、納品先で持ってきた分のパレットを等枚で回収させてもらうというのが回収では結構あるような気がします。
この場合、受け側のセンターがJPRに加入してないと、本来は納品先にて別パレットに積み替えして持って帰らないといけません。しかし、どういうわけか、JPRに加入してないセンターなのにJPRが置いてあるセンターがあるんですよね。
おそらく、納品時に積み替えをしない代わりに、センター側で倉庫格納時に積み替えを行い、返却するパレットを置いているのだと思います。しかし、これは日本パレットレンタルの社員に見つかると非常に厄介なことになるので注意したほうがいいですね。乗務員も言われて持ってきただけでしょうが、見つかるとおそらく等枚交換できず、積み替えしなさいと言われてしまうはずです…。センターがレンタル料ケチったばっかりに世知辛いですよねぇ。
ビールパレットなんかも等枚交換が基本のようですが、こちらはもっとカオスな感じになっているようですね。後日回収するパレットもないとかなんとか…。
後日回収もさせてくれないセンター様
そんなわけで、基本的にはレンタルのパレットを契約しているセンター同士で納品するのが一番ストレス無く仕事ができるというのが結論です。
しかし、荷主側としても今までの慣例や設備の関係上、回収する運用しかできないパレットというのもあるわけで、そちらについては問題になることがめちゃくちゃ多いです。。
特に荷主側で困るのが、後日の回収ができない納品先です。
パレットも商品ですから、普通は出荷する時にパレット伝票が商品の伝票と一緒に発行されます。ですから、等枚交換できなかった場合、回収0で伝票を書くか、得意先にパレットの出荷伝票を置いてきて、それと一緒に後日回収する段取りを組みたいわけです。
しかしセンター側は、
「当日持っていかないなら返さない」
「返さなかった証拠がない」
「なんでその場で積み替えしなかったんだ」
というような論理を振りまいて回収させてくれないわけです(論理破綻してますけどね)
こういう得意先はメーカーに言ったとしても、ほぼほぼ覆らないことが多いと経験上わかります。意地が悪いセンターというのが私の印象ですね。そもそもパレット納品に移行してきている物流業回で、パレットシステムを導入しないという決断をしたセンターに、パレットシステムで運用しているメーカーが納品を通常料金で依頼しているところに問題があるわけですが…。
ま、等枚で返さない理由で、もう一つはパレットがお金になるから、ということもあるのを追記しておきます。その後の処理はご想像にお任せしますが…。
ほんと意地汚いセンター様は淘汰されて欲しいもんですね。