物流だ!配車マンの苦悩、ストレスの日々

弱小物流配車マンが物流のあれやこれやを配信

荷主の前で文句を言わないで!せめて配車係に言ってくれ…

配車係のたろーです!

 

ある日、荷主からクレームが届きました。

 

「たろー君、あんたが入れてきた乗務員、倉庫で文句言ってるんだけどなにあれ?」

 

こんなに恐ろしい電話はありませんよね(実際はよくあります)

 

例え大変で辛い仕事であっても乗務員さんは積み込み先や納品先で直接相手に文句を言わないで欲しいのです…。

 

f:id:butsuryu_man:20181104231747j:plain

やれない出来ないが多い乗務員

 

働き方改革のせいか、人手不足のせいか、最近の運送会社は付帯作業になるような仕事は極力やらない方針になってきていることが多いです。そのため、パレット積みパレット降ろしじゃないとやらないよ、という運送会社が急増しているんですよね。

 

しかしながら、荷主や納品先というのは、まだまだそういう意識が浸透していない(というか、人件費削減の為に乗務員に作業をやらせたい)ので、例えばパレット積みしていてちょっと積みきれなかった分を、

 

「それだけだからちょっとバラして積んでよ」

 

なんて言いがちです。

 

普段からバラ積みやってるような乗務員だと、指示通りにやっちゃったりします。しかし、バラ積みNGの会社の乗務員だと、

 

「そんなの出来ねーよ!」

 

と、割とキレ気味に言いがちなんですよ。少なくとも、荷主はキレられたと訴えてくることが多いんですけど。

 

でもこれ、配車担当からすると本当にやめて欲しいんです。いやバラ積みやれよ、と言っているわけではなく、荷主に口答えしないで欲しい、ということです。

 

文句は配車係に言うべき

 

配車担当が一番困るのが、仕事がもらえなくなることです。少なくとも、今積み込みを行なっていると言うことは、仕事をもらえる会社同士の付き合いがあるということですよね。

 

もしここで問題が起きてしまい、2度と仕事がもらえなくなってしまったら?

 

会社としても大損失ですし、それにより誰かしら乗務員が仕事できなくなってしまう可能性があります。ということは、乗務員さんも収入が減るわけでいいことありません。

 

前述したように、荷主や積み込み先・納品先はまだまだ乗務員に付帯作業をやってもらいたいという考えを持っています。それについて、この条件なら仕事しますよ、と提案しているのが配車マン。バラ積み出来ない乗務員に対して、バラ積みの仕事をつけることはまずありません。もしあったとしても、事前に乗務員の了解を取るはずです。なぜなら、積み地で揉められて仕事がもらえなくなったら困るからです。

 

ですから、聞いてないことを言われた場合というのは、配車係としても把握してなかったことであるわけで、そこについて荷主に文句なり交渉して運賃増額なり半額キャンセルなりという話をしたいんですよね。

 

しかし、そこで乗務員が先に文句を言ってしまっていたりすると、交渉において配車係はマイナスからスタートする羽目になってしまいます。

 

乗務員の皆様は、できることならば怒りの気持ちをぐっと抑え、配車係に吐き出していただきたいですね。

 

精神的には配車係もキツイのよ

 

とはいえ、文句を言われる配車マンも結構ツライです。30台とか40台くらいの多い台数を動かしている配車係になると、文句の数が半端ないですので、結構心を折られてしまいます(苦笑)

 

特にねー、乗務員って口が悪い人が多いからね…。

 

そっち系の人も多いしね…。

 

配車係って気持ちが強い人か、話を聞かない人じゃないと長く出来ないんじゃないかなあーと個人的には思ってます。

 

まぁ乗務員に救われることもありますし、愚痴を聞きつつ面白いエピソードがあったりでいいこともありますから、悪いことばかりではないですが。でもキツイですよね、やっぱり。

 

ちなみに、私は話を聞かないタイプの配車係ですので、あんまり考え込むことがないです。だから、なんとか続けてられるのかなーって感じですね。