配車係のたろーです!
自社の仕事でも取扱の仕事でもいいのですが、別会社の配車マンに車両の手配をお願いしますよね。
そうすると、指示書がない場合は弊社に電話がかかってくるわけです。
「あのー、なんかオタクに電話しろって言われたんだけど」
…ていうか、オタクはどなたですか??
誘導を受ける際は看板・車番・名前・行程を伝えよう
最近はあまりいなくなりましたけど、それでもそこそこの割合でこういう電話があります。
長距離の誘導は、指示書がない場合が多く、なおかつ間にいくつも会社が入ってることもあり、電話を複数回かけないといけない場合が多いでしょう。
しかし、だからと言って社会に出て働いている以上、そんな適当なことやってちゃダメですよ。乗務員さんが配車係にする電話は荷主さんなわけで、運賃をもらえるお客様です。少なくとも、看板・車番・名前・行程くらいは電話口でも伝えないといけませんよね。(ちなみに看板とは運送会社名のことですね)
配車係が電話を取るとは限らない
物流会社や運送会社は配車係が電話を取ることが多いです。電話番号も配車担当宛になってることが普通ですね。
しかし、配車係の電話が立て込んでいて出れない場合、事務員さんや他の社員の方が出る可能性だってあります。時には社長や専務と呼ばれる人が出る可能性だってあるわけです。小さい会社だと特にね。
相手も配車係に取り次がないといけないわけですから、配車係宛というのを明確にわかるような形で伝えてあげないと、かえって手間が増える可能性があります。
乗務員さんかな?営業さんかな?
電話先ではこんなやりとりが頻繁にあることを乗務員さんも知っていて欲しいですね。
車番を言わずに誤配車
車番を必ず伝える理由に、誤配車を防ぐというものがあります。
配車が仕事を受ける際の流れとして、
- 仕事を依頼する
- 依頼書を送る
- 車番をもらう(これは看板や乗務員名・電話番号も含みます)
- 誘導する
という段取りを踏みます。
車番をもらった段階で、配送の登録をかけたり、もらい仕事である場合は荷主に車番を送ったりするわけです。
便宜上、看板:たろー運送 車番:1111 乗務員:たろー としましょう。
たろー「もしもし?あのー、ここに電話しろって言われたんだけど」
配車係「はい?えーっと、誘導の電話ですか?」
たろー「そうだよ」
配車係「えーっと、乗務員さんすいませんね、看板と名前を教えてくれる?」
たろー「たろー運送」
配車係「(名前を名乗れよ…。車番も言えよ…、全く。えーっと、たろー運送は…。あー、あったこれか)乗務員さん、今日は〜〜で積んで〜〜行きの荷物って聞いてるかな?」
たろー「あー、なんかそんな感じだったかなぁ」
みたいな感じで会話が進んでいくわけですよ。で、看板が登録されていると、とりあえず配車表どおりに誘導してしまうわけですが…。
実は相手の配車マンが送る車番を間違えていて、本当はたろー運送の2222じろーさんにその行程を走らせたかったと。しかし、車番を名乗らないものだから、看板はあってるしこいつだろ、と思って配車係も誘導してしまうんですね。最初の電話で、車番や行程をたろーさんが伝えていれば、車番の連絡ミスを未然に間違いを防ぐことができたはずなのです。
まぁこの場合はちゃんと確認しない相手の配車係も悪いんですけど。
よくお願いする会社でもこういうことは起こりますので、私は必ず看板と車番と名前のチェックはおろそかにしないようにしています。当たり前のことですけど。
まとめ
乗務員さんは走るのが一番の仕事です。ですが、間違った行程を走っても全く意味がありませんよね。
一度ミスをしてしまうと、取り戻すのにえらい時間がかかってしまいます。特に長距離の場合は取り返しがつかないこともありますから、連絡事項だけはしっかりとやって気持ちよく配送に行ってもらいたいものです。
看板・車番・名前・行程、この4つを忘れずに誘導の際は伝えてくださいね。