物流だ!配車マンの苦悩、ストレスの日々

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配車係とうつ病と。病んでる配車係がいる理由

配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!

 

毎日楽しく仕事できてますか??

 

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結構多い配車係のうつ病

 

配車係ってストレスが多い職業ですよね!乗務員から見ると事務所で楽してそうなイメージに映りますが、実際はめちゃくちゃ激務なことが多い配車係の仕事。

 

なんで楽じゃ無いかというと、乗務員は自分の荷物を時間内に届けることを考えればいいわけですが、配車係は乗務員の数だけ色々なことを考えなければなりません。配達は間に合うのか?積み時間に間に合うのか?事故はしてないかな?アルコール検知器に引っかかってないよね?あの人は今日は大変な配車になっちゃったな、などなど…。

 

実際神経の細かい人だと、精神を病んでしまうことがあるようです。

 

配車係の仕事は、基本的にわからないということがあまり無い仕事のように思います。地図が読めて、地名がわかれば、時間さえかければなんとなく荷組は出来ますからね。もちろん、時間によるプレッシャーもありますが、それよりも配車係が一番感じるのは人間関係のストレスだと思います。

 

人間関係のストレスは主に三種類ではないでしょうか?

 

人間関係:乗務員との関係

 

配車係になって最初に悩んでしまう人間関係が乗務員との関わり方でしょう。

 

特に自社便が多い運送会社ともなれば、乗務員同士の派閥もあるでしょうし、新米配車係として配属された場合、乗務員全員が先輩となるわけですから、彼らに指示を出さなければならないプレッシャーはかなりのものかと思います。

 

それに、乗務員は昔やんちゃしていた人も多いので基本的に気が強いです。

 

自分が大変にならない為の正論も振りかざしてくるので実に厄介なわけですね。

 

私は昔から喧嘩などしたことない草食系ですので、この一発かましてくる乗務員たちというのには結構参ってしまった記憶があります。おそらく、社会人になりたてのまま配車係というポジションについていたら、私もうつ病なり精神病なりになっていた可能性すらあるでしょう。

 

ただ、私の場合は何個か仕事をした上での配車係というポジションであった為、仕事のストレスに対する耐性が出来ていました。なので、なんとなくなぁなぁでやり過ごせたんじゃ無いかなぁと分析しています。

 

人間関係:上司との関係

 

うつ病二つ目の理由としては、上司との不和があるのではないでしょうか?

 

偏見に満ちた言葉で表せば、物流会社の上司というのは根性論を振りかざす人が多いように思います。

 

「お前が出来ねーのは根性がないからだ!!」

 

「車が探せないのは根性がないからだ!!」

 

「安い仕事しか探せねーのは根性がないからだ!!」

 

こんな上司にあたってしまったら最悪です。えてして、こういう上司は人に教えることも苦手ですから、ろくに引き継ぎもせずに配車係のポジションを渡してくるものです。

 

配車係の仕事は行き先と降ろし先がわかって、積んで降ろしてハイおしまい、で済むような簡単な仕事ではありません。行き先には行き先のやり方もありますし、降ろし先の特徴だって千差万別です。相性のいい乗務員もいるでしょうし、誰が行ってもどうしようもない得意先だってあるわけです。

 

そういった重要事項を引き継ぎ出来なかった新米配車マンは劣悪な環境だと言えるでしょう。

 

仮にそうなってしまった場合、乗務員からは、

 

「なんでこんな荷組してんだ!仕事終わるわけねーだろ!」

 

だの、

 

「なんで俺ばっかりあの得意先に行かせるんだ!怒られてばっかりだろうが!」

 

だの、

 

「前任の配車マンはこんな荷組しなかった」

 

だの言われて、さらに精神崩壊に拍車がかかってしまいます。そして、事務所には気が合わない上司が常にいるわけです。そりゃ辞めたくもなりますよね。

 

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人間関係:荷主との関係

 

最後は荷主との関係でしょう。

 

荷主というのは金を払ってるんだから仕事をやってもらって当然!という態度で接してくるものです。右も左もわからない新米配車マンからすると、何が正しくて何がおかしいのかの判断が難しいかと思います。

 

特に、運送会社と物流会社の契約というのはナァナァで始まりがちですから、細部まで取り決めた契約書がなかったりします。ですから、

 

「あれやっといてよ」

 

と言われてしまうと、運賃にその仕事も含まれてるのかな?と思い善意で仕事をやってしまいがちなんですね。

 

こうなってしまうと、乗務員からまた文句が噴出することになります。

 

「なんでついでにこんなことやらないといけないわけ?」

 

「昔はこんなことやってなかったのに、なんでここまでサービスするんだよ?」

 

的な感じでしょうか。

 

一度受けてしまったことを、次回断るにも、

 

「前回はやってくれたんだし、今回も頼むよ」

 

みたいなことを言われるのは目に見えているわけです。お金をもらってる荷主ですし、断って仕事がもらえなくなるのも配車係としては困るわけですから、配車係の立場としては難しい判断なわけです。

 

まぁ、正直こういうことを毅然と断れない職場というのは、ブラック化しやすいのではないかなーと思ってます。荷主のいうことは絶対、社員に我慢させればいいんだ!という精神に陥るのは目に見えてますからね…。

 

ストレスの理由がわかれば対処法もわかる

 

というわけで、今回はとりあえずうつ病や精神病になりそうな理由を考えてみました。

 

私はどれも経験してきましたので、なんとなく対処法もわかりますが、初めて物流会社に転職した人や、新卒で配車係に配属された人からするとどうしたらいいんだろう?ってところですよね。

 

私の経験が役にたつかはわかりませんが、次回に私がやってきた対処法を記事にしてみたいと思います。

 

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