配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
最近流行りの物流マッチングサービス使ってますか?
荷主と運送会社を結ぶマッチングサービス
最初に断っておきますが、私は物流マッチングサービスを使用したことがありませんし、今後も使用することは近い将来においては無いと思います。個人では使用する可能性はありますが、会社で使用することはおそらく無さそうです。今の所、うちの会社だと取引講座を開くことができなそうなんですよね。
個人的には面白そうかな、と思ってはいますが…。
では、マッチングサービスとはどういうものかというと、荷物を届けて欲しい荷主と、荷物を運びたい運送会社が、サービス経由で仕事をマッチングさせ仕事の契約をするというものですね。
従来のマッチングサービスと違うところは、サイト経由で直接やりとりを行う点でしょう。以前からマッチング系のサービスはありましたが、そこに人が仲介するかどうかが今流行っているマッチングサービスとの違いでしょうか。
個人使用では使いやすいかも
すいません、使ってないので憶測になってしまって申し訳ないのですが、おそらく個人間で使用する場合は割とお得に使えるのでは無いかと思ってます。
というのも、物流会社と普段やりとりをすることのない人からすると、例えば引越しにしても大手企業を選ばざるを得ない場合が多いはずです。しかし、実際に配送を行なっているのはその企業の下請けである運送会社である場合が多く、彼らはかなり中間マージンを中抜きされているわけです。
しかし、マッチングサービスを使えば、トラックを利用したい消費者は直接運送会社とやりとりができるので費用を抑えられますし、実運送会社も中抜き費用を取られることがないので収入がアップすると。
そういった意味ではwin-winが成り立つわけで、活用の期待があると思います。
企業間の利用は??
では、企業間の利用についてはどうでしょうか?
私はここについてはまだ疑問が残る気がしてます。というのも、現状でもこのマッチングサービスは物流会社同士では存在してますし、それにより劇的によくなったか?というと…。水屋の効率がよくなったかな?くらいの印象しか正直ありませんねぇ。
最近よく聞くのはハコベルですが、他にも物流会社がサービスを立ち上げたりしているので、マッチングサービス競争がおこりそうな予感がします。トランコムのとらなびが頭一つ出てるかなぁ…。私は使ったことないのですが、情報量は豊富なようです。マッチングサービスとしては歴史もあるので、物流業界で言えば今の所揺るがなそうです。
しかし、マッチングサービスが真価を発揮するのはもっと別の部分だと私は思ってます。
一番掘り起こさなければならない荷主は、現在物流会社とやりとりをしていない会社、もしくは佐川やヤマトなどの超大手としか取引していない会社でしょう。
例えば、ハコベルが知名度をどんどん上げていき、
「荷物を運びたいけど、佐川だけじゃなくてハコベルにも配送依頼してみるか」
という選択肢を増やせるように消費者がなれば、勝機があるかもしれません。
マッチングのその先
AIが進化し、このマッチングサービスがさらに進化していけば、人が組むよりも遥かに効率のいい配送が行えるようになるはずです。
A→B
B→C
という行程がそれぞれ独立して配送依頼にかかっていたとして、例えば運送会社側がこの二つを一緒に受注すれば、AIが勝手に値引きをして精算してくれるとか。荷主側もうまく配送が組み合わさったので配送料値引きしましたとか、そういう部分がIT企業の物流会社が狙うポイントじゃないかと思ってます。
そのためには、今は赤字になったとしてもサービスの知名度を高めることが必須ですね。
いずれにしろ、5年から10年の間に物流が大きく変わる転換期になるかもしれません。配車係としては複雑な気持ちですが、配送に困らない未来というのは早く実現して欲しいなとも思いますねー。