物流だ!配車マンの苦悩、ストレスの日々

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繁忙期?閑散期?会社によって見え方は変わる

配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!

 

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繁忙期・閑散期、どちらの言葉にしろイヤーな気持ちになるのは私だけでしょうか?

 

繁忙期になると車が足りなすぎてヒィヒィいいますし、閑散期になると仕事がなさすぎてヒィヒィ言ってしまいます。ちょうどいい塩梅に、荷主の方々が仕事をくれればいいのですが、やはり業界によって波があるのは仕方ないことなのかもしれませんね。

 

繁忙期じゃないのになんで荷物が降りないの!?

 

お客さんと話していると、自分の価値観だけで仕事をしてはいけないなと気づかされることがあります。今日も仕事をお願いしている配車マンにクレームを言われました。

 

「なんで繁忙期でもないのにこんなに待機が発生するんだよ!」

 

はて?私の感覚からすると、GW前の一週間前くらいからは繁忙期というイメージです。

 

「いや、GW入る前に荷物はかなり動くし、今は間違いなく繁忙期に差し掛かりつつある時期ですよ」

 

と言ったのですが、

 

「そんなことはない!うちが請け負ってる荷物は全然動いてないから!」

 

と言うではありませんか。

 

つまり、自分の会社の荷物が動いてないんだから、繁忙期な訳がないという理論です。

 

やれやれ、世間のことを何も知らないのね、と思った時にハッとしました。いやいや、固定概念に囚われているのは私の方も同じことだと。判断基準というのは、見る位置を変えれば180度見方が変わってしまうんですね。

 

一方的な見方の人に何を言っても無駄

 

結局、上記の配車マンとは最後まで話の折り合いはつきませんでした。

 

もちろん、待機が発生したことによる待機料という話が最終的な落としどころなわけですが、彼はそもそも待機させられたことに納得がいかなかったんですよね。

 

世間がどういう状況にあるのかを考えられない、ということです。

 

一運送会社の配車係として、最後まで仕事を全うするつもりならば、まぁそれでもいいかもしれませんが、後々大きい会社で仕事をしたいとか、今よりいい給料をくれる会社に転職したいと思っているならば、もう少し今がどう言う状況なのか考えてみたほうがいいと思います(繁忙期だから待機させられるのは仕方ない、とか、多少の我慢は必要とか、そういうことを言ってるわけではありませんよ念のため)。

 

私も取扱の仕事を多少やっていますので、仕事と仕事は数珠つなぎであることを理解しています。

 

もしハマりそうな荷物であれば、

 

「これこれこういう荷物だけど、もしかしたらハマるかも」

 

ときちんと伝えるようにしています。必要な情報を与えずに、自分の利益だけとって相手に損失を与えるというのは、後の事を考えれば自分にとってもマイナスですし、対会社としても褒められる振る舞いではありません。

 

しかし、それを

 

「そうは言うものの、閑散期だからハマらないよ、次の仕事もバッチリつけちゃおう」

 

みたいな配車を組むような配車係は、上記のような文句を言ってくるわけです。織り込み済みで仕事を受けたんだから、そうなったときにどうするかを考えながら配車をするのが、配車係の仕事でしょ?と私は思うんですけどね。

 

…そんな文句を言ってくる人には、いくら説明しても理解していただけないんですけど。

 

周りの状況も観れるような配車係になろう

 

まだまだ私の物の見方も一方的だったということを痛感した日でした。繁忙期でも閑散期と考える人がいる、ということですね。

 

しかし、それは逆にまだまだ配車の業務に改善や工夫の余地があるということです。単純に考えても、繁忙期と閑散期が重ならない仕事をしている運送会社とタッグを組めれば、まだまだ車両不足の世の中であっても繁忙期を乗り切れるということですからね。

 

問題は、それをどうやって見つけるか?ということなんですけど。

 

これについては、また別の機会に記事にしてみたいと思います。

 

とりあえず、大多数の物流会社・運送会社はGW前は繁忙期だと思いますので、来週一週間頑張って仕事に取り組んでいきましょうね。