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仕事ってどこから来るの?荷主の存在を考える

荷主とうまくやっていきたい

 

配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!

 

配車の仕事ってどこから発生しているか考えたことありますか?今回はそんなお話です。

 

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物を運ぶために配車係の仕事がある

 

配送の仕事というのは、誰かが何かをどこかに運びたいから発生する仕事ですよね。

これをごく一般的なキーワードに置き換えると、

 

  • 誰か→荷主
  • 何か→荷物
  • どこか→得意先

 

という感じになるかと思います。宅配であれば、荷主は自分ですよね。得意先は届け先といったところ。

 

配車係の仕事は、この一連の流れは注文として受けるところからスタートします。

 

荷主の要望をどこまで聞き入れる?

 

単純な配車であれば、荷主から直接運送会社の配車係に仕事の依頼が回ってきます。

 

「うちの荷物を得意先に持って行ってくれ」

 

この場合、直接仕事をいただけているので、運送会社からすれば結構なお得意さんでしょう。

 

「悪いんだけど、得意先が朝6時までに持ってきてほしいっていってるから、時間指定で頼むよ」

 

こう言われても、まぁしょうがないかなと引き受けるのが一般的。

 

しかし、この一般的というのが厄介で、じゃあそれってどこまで言うことを聞くべきなのか?というのが非常に難しい問題になってくるんですよね。

 

要望を聞き入れるかは配車係次第

 

例えば運送会社の創業社長で、その荷主さんとは会社が出来た時からずっと一緒に歩んできたとしましょう。社長としては、昔からの付き合いもありますし、ここまで運送会社を育ててくれた恩義もあるでしょうから、結構な融通を聞いてしまうでしょう。

 

しかし、代替わりして外部からの配車マンを雇用した場合、その会社からの恩義というのは特にありませんし、なんならなんでこんな付帯作業やサービスを無償でやっているのか?と首を傾げるわけです。

 

「悪いんだけど、得意先が朝6時までに持ってきてほしいっていってるから、時間指定で頼むよ」

 

「こんな時間にそんなこと言われても、対応できる車両なんていませんよ!」

 

こんな会話になるわけです。もちろん、これは外部からの配車係じゃなく、内部昇格で乗務員から配車になった人間だって同じこと。乗務員時代に散々時間指定やら特殊な要望を社長から言われ続け、これじゃ乗務員が辞めちゃうよなと思った配車係が上記のような言葉を言うことだってあるわけです。

 

もちろん逆のパターンもあります。

 

配車係が荷主にNOと言えない人間だった場合、荷主のエスカレートする要求をどんどん安請け合いしてしまうことになるわけで、どんどん現場の負荷が増えていってしまうことになります。

 

要するに、荷主の要望を聞き入れるかはその配車係次第ということですね。

 

仕事があるのは荷主のおかげ

 

荷主なんてどこにでもいる!と考えるのもアリかと思いますが、やはり大きい荷主というのはなかなか見つからないものです。特に荷物を直接配送させてくれる荷主というのは飛び込み営業で獲得できるほど簡単ではありません。

 

ですので、配車係の皆さんはムカつくこともあるかと思いますが、荷主の意見にも少し耳を傾けてどうやったらその要求を受け入れられるか?というのを一度考えてから判断しみてください。結局のところ、荷主だって荷物を得意先に運ばなければ売り上げが立たないわけで、そうすると運送会社に支払うべき運賃も発生しなくなってしまいます。

 

最近ちょっと感情的に断ってきたり、怒鳴ってくる配車係が多かったもんで、少し考え込んでしまっていました。記事を書くことでちょっと考えが整理出来たかな。一度俯瞰してみるとちょっとは落ち着けるものですね。