配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
皆さん、誘導ちゃんと頑張ってますか?今日は注意事項をちゃんと守ろうね?というお話です。
電話連絡をしなかったせいで…
先日こんなツイートをしました。
必ず荷主に電話してから入場してね。
— 配車マンたろー@物流 (@haisyaman_taro) 2020年11月20日
そう言っても守らない乗務員は守らないんですよ。
そのおかげで定期の仕事が一つ飛びました…。とほほ。
前日に乗務員に行程を伝え、指示書を持たせ配送に出かけてもらいました。注意事項は、積み地に入る前に電話してから入るように、ということ。
しかし、その乗務員は電話するのを忘れて積み地に入場。電話連絡をもらってない積み地は激怒し、定期でもらっていた仕事だったのですが、うちには仕事を渡すなという御達しが出てしまい、定期案件終了と相成りました…。
月間で40万の損失です。電話をしなかっただけ、なんですけどねぇ…。
注意事項には意味がある
なぜ注意事項があるかというと、それには意味があるからだと理解しなければなりません。電話をしてから入場しなければならないというのは、そうしなければならない理由があったのでしょう。
のちに聞いた話によると、積み地は狭くトラックが2台以上入れない場所だそうです。しかも、一度入ると容易に切り返しができないので、3台目が入場するとバックで退場しなければならないとのこと。
つまり入場制限をかけてるということですね。
積み地としては何度も同じようなことを指摘しているので、いい加減ムカついて我々が入ったときにそれが頂点に達してしまったんでしょう。
意味もなく注意事項というのはありませんから、言われたことはきちんと守って運行するようにするのが必要です。
なぜ注意事項を守らないのか?
さて、ここで疑問なのが、なぜ注意事項を守らない乗務員がいるのか?ということ。
これ二種類に分けられると思います。
- 守ろうとしているが守れなかった
- 守ろうとすらしてない
守ろうとすらしてない、というのは乱暴な言い方ではありますが、実際乗務員の中には積み地で荷物を積んで、降ろし地で荷物を降ろせばいい、というシンプルな考えだけで行動する人も中にはいるんですよね。
こういう方は結構な頻度でトラブルを起こしますし、周りからもトラブルメーカーと思われてる節があります。こういう人がどうなるかというと、なんの連絡もなんの注意事項も必要ないちょっと単価の安い仕事をずっとやってもらう、という解決法でどうにか運行させることに多くはなっているはずです(笑)
これで自分は問題も起こさず仕事をしている、と思ってる人もいたりしますが…。
守ろうとすらしてない人というのは、ある程度問題を起こしたら会社が対処することになるので、とりあえず今回の件では放っておきます。
問題なのは守ろうとしているが守れなかったパターンの場合。
守れない事例
守りたくても守れないってことも中にはあると思います。
だいたい3パターンかなー、考えられるのは。
忘れてた
実際これが一番多いんですけど(笑)
指示出した段階では覚えてて、朝出発する時も覚えてたんだけど、ナビに住所セットしてご機嫌で運転して積み地についた結果、そのまま入っちゃったとか。
そもそも指示自体を寝たら忘れたとか。
これはもう正直防ぎようがないんですよね。指示書に赤文字で書き込んでおくとかもありますが、結局住所入れた後に指示書見なかったら意味ないですからねぇ。
忘れないでくれと願うばかりです(笑)
テンパってる
これもよくあるパターン。
例えば、時間指定があって時間ギリギリだった場合、時間を優先するあまり電話することを疎かにしてしまい、そのまま入場しちゃうとか。
一個前の配送でドジっており、精神状態が不安定になっていたとか。
キツめの行程を組んでいたりすると、テンパる可能性があるので気をつけないといけません。キツめの行程はやり慣れた仕事で組むべきですね。
携帯忘れた
最近はあまりなくなりましたけど、これもそこそこありますよね。特に携帯電話を常時持ってることに慣れてない高齢ドライバーなんかにありがちです。
60超えた乗務員も少なくない業界ですから、業界あるあるなのかな?とも考えられます。携帯忘れはどうしようもないので、対策を考える必要があるでしょう。
慣れ
これはあまりないんですけど、定期で仕事をもらってると、乗務員がその仕事に慣れてしまい、お客さんとも仲良くなっていき、なぁなぁで仕事をし始めるパターンも。
これはほとんどないので、気にする必要もありませんが、ずっと同じ人を定期に仕事に投入している場合は気を付ける必要があるかもしれませんね。
色々ある注意事項
さて、そんな注意事項ですが、代表的なものを紹介しようと思います。
時間指定
これはもうお馴染みですね。注意事項に分類されますが、これを気にしない乗務員はほとんどいないでしょう。たまーに、積み置きだから何時に行っても大丈夫だろうと時間指定を気にしない乗務員もいたりしますが、倉庫も従業員が働いている以上、あまりにも遅い積みはないはず、というのはちょっと考えたらわかると思うので…。
時間指定は意識しましょうね。
全ラップ指定
荷物を積む前に、全てのパレタイズされている商品にラップを巻いて欲しいというもの。これは飲料系に多いんですけど、荷崩れ防止のためにやることが多いです。大体ラップを巻かないと積んでもらえないはずですが、中にはラップ巻きをしなくても積んでくれるところもあったりで、それで出発したりしちゃうと結構めんどくさいことになります。
ちなにみこれ、メーカー側がダンボールの素材を滑りやすい物使ってたりするから指定が来ていると思ってます。おそらくですが、滑りやすい材質の方が安い??
いずれにせよ、ラップは運送会社の負担であることが慣例ですので、見方によっちゃ運送会社に事故予防の費用を負担させてる、と捉えられなくもないよなーと思ってます。
伝票取り
これは注意事項というか、伝票が別の場所にあるから立ち寄ってねというやつですが。これも注意事項といえば注意事項でしょう。
事務所と積み地が違う場合に注意事項として言われることが多く、場合によっちゃ積んでから伝票とっても大丈夫なこともありますが、結構事務所の方が早く閉まったりするので、やはり先に伝票はもらったほうが安心です。
積み地にばかり気をつけてて忘れちゃうパターンが多いです。
積み地に電話しない
これは定期で終わった仕事とは逆パターン。乗務員さんの中には、積み地に電話して場所を直接確認する人もいます。大抵は大丈夫なのですが、中には電話NGの得意先もあるんですね。指示書にはかいてあるパターンが多いのですが、それで昔からやってきた乗務員はかまわず電話をしてしまいクレームに、というのはよくあるパターン。
電話してクレームになることもあるので、電話番号を載せてない指示書も最近は多いです。
でもそういうのに限って、乗務員はネットで検索して電話番号調べて電話しちゃうんだよなー(苦笑)
潔く配車マンに電話して確認してもらって欲しいですね…笑
兎にも角にも注意事項は守りましょう
グダグダ説明してきましたが、とにかく注意事項は守りましょうということです。
こればっかりは、守ろうとしないと守れません。システムを色々導入したとしても、忘れちゃったら守れないんですよ。積み地や納品先に近づくとスマホから、
「電話してから入るんやでー」
みたいな警告が出ればいいのにね笑
…電話忘れたらそれも無理なんですけどね…。