配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
新入社員の皆様が職場にいらっしゃる季節になりましたね!
うちの会社でも派遣社員で新たに入社していただける方がいます。新卒で入社する若者がいる会社も多いことでしょう。
しかし、この物流会社というのは、なかなか新入社員に厳しい業界なのです、というお話。
すぐに辞めてしまった派遣社員
3月4月は別れと出会いの季節です。弊社でも3月末で退職した配車係がいたり、4月になってから新しく異動してきた人もいたりと、色々と内情が変わってしまい大変でした。
そんな中、派遣社員として主に事務関係を担当してくれる人が入ってくれました。
色々教えながら、業務にあたっていただいたわけですが…。
体調不良を理由に三日で来なくなってしまいました。
辞めてしまった本当の理由は?
正直、来ていただいた派遣社員の方は思っていたスキルからすると、ちょっと物足りない部分があったのは事実です。
しかし、任せてた仕事はその方のスキルからしても大した内容ではなく、どちらかというと時間を持て余すくらいの内容であったはず。最初からハードな仕事をさせるよりは、徐々に出来ることを増やしていこうと思っていたわけで、仕事の難易度で嫌になったというわけではない、はず。
となると、やはり物流業界特有のアレに耐えられなかったのかな??と推測してしまうわけです。
ザ・罵詈雑言
これですね、多分…。
配車係というのは言葉遣いが荒いものです。また、乗務員も昔やんちゃしていた人が多いので、やはり言葉遣いが粗かったりします。
派遣社員の方には一部電話対応もお願いしていたので、おそらく面食らったはず。経歴を見てみると、物流業界にいたという事実は確認出来なかったので、驚いたんじゃないかと思います。
Prrrrr…
「もしもし?たろーいる?」
みたいな感じじゃないですか、基本的に配車係って。名のれよ、的な(苦笑)。
電話の取り次ぎもおそらく大変だったはず。
ナチュラルに声がでかい配車係もいるし、ナチュラルに言葉遣いが悪い乗務員もいるし(悪気はない)、滑舌が悪い配車係も多いですよね実際。
「全然つめねーんだけど!」
と開口一番、電話口で言ってくる乗務員もいたりして、割と電話対応はカオスな感じ。まぁ慣れちゃうと普通になるし、これが楽しかったりもするんですが…。免疫のない人が、最初にこの洗礼を受けると嫌になっちゃうのも正直わかりますよね。
新人が学ぶべき王道のパターンがない場合が多い
大きい会社になると高卒や大卒の新入社員が入ってくることもあるかと思います。
彼ら彼女らは18歳とか22歳で、荒くれ者が巣食う物流業界で働くことになるわけで、中途採用や派遣社員のように多少世間の荒波に揉まれてきた人たちよりはストレスに弱いのは否めないですよね
彼らも上記で書いた問題に直面することになります。
また、配車業務というのには会社としてマニュアルがあることが少なく(というか無いのかな?)、見よう見まねで配車をやることになるわけですね。
勉強でもなんでも、とりあえず王道のパターンを一個覚えて、そこから派生させていくというのが一番わかりやすいやり方かと思いますが、配車に関してはみんな自己流でやってる場合が多く、王道というのがあまりないわけです。かくいう私も、配車はこうやってやれ!と言われた記憶がなく、なんとなく電話して仕事もらってみるか、みたいな感じでやってきたわけで。
私はこういうことがしたいんだ!自分から仕事をやっていくぞ!という意思が無い人からすると、
「誰も何も教えてくれないし、何やったらいいかわからないし、私は必要とされてないんじゃ無いか」
と考え込んでしまい、会社を辞めるという選択をしてしまうのではないかな、と。
配車係というのは結構激務で、新人を構ってられなかったりするので、自覚のない先輩社員が悪い部分もありますけどね。というか、会社の仕組みが悪いのかな。
新人を育成する意識を持つべし
派遣社員や新人社員がうまくフィットしないのは、物流業界の性質という側面もあるし、慢性的な人手不足と教育カリキュラムがしっかりしていない側面もある、というのが私の結論です。
教育制度というのは会社がきちんと用意しないといけない部分で、すぐに大きく変えていくのは難しいと思います。せめて、孤立しないさせないような、事業所の雰囲気作りくらいは行って、新人をみんなで教育していこう!という意識を持っていくのが、早期退職者を出さないようにするポイントではないかなーと個人的には思います。
私も次回の派遣社員さんには優しく接してあげようと思ってます!