配車係のたろーです!
ある一定以上の規模の会社に所属していると半年に一度、人事異動が発令されるかと思います。メーカーや商社なんかはよくあることですが、実は全国に拠点を持っている物流会社も人事異動で別の部署に移る人が多い業界とも言えます。
今月末で私がよくやり取りしている配車係の方も、人事異動で別の拠点へと移るとのことです。4月に比べれば少ないですが、期の半ばで異動する人というのは必要とされて動かれるわけで、新天地での活躍に期待したいですよね。
でも残る人からすると複雑な心境です。いままでその配車係がいたから仕事が出来ていた部分もあり、別の人と同じようなやり取りができるのか?売上に直結する部分ですから、気が気じゃない配車係も多いかもしれません。
成長すればポジションは変わるもの
仕事をしていれば、なかなか同じところにとどまっておけるものではありません。まぁ中には同じポジションにとどまっちゃう人もいますが、基本的には古い体質の会社が多い物流業界は年功序列で地位が上がっていきます。
数年も一緒に仕事をしていれば、昇進していなくなる人がいてもおかしくありません。
中小の運送会社は特に、大きい物流企業とやり取りをしていると如実に感じるかもしれません。昔は自分と馬鹿な話ばかりしていたのに、いつのまにか部下が何十人もいる所長になっちゃってる、なんてこともあるかもしれませんね。
私はそれって、逆にチャンスなんじゃないかな?と思うのですが、皆さんはどう思いますか?
配車係も昇進すれば発言力が増す
同じ立場で仕事をしていた配車マンも、部下が一人二人と増えてくれば発言力が増してくるものです。というのも、部下には指示を出すのが上司の仕事ですよね?
あまり飛び越えてお願いをするのはあまりよろしくはありませんが、とてつもなく困った時に当時一緒に仕事をしていた配車マンに、
「どうしても助けてほしい」
そんなお願いをしたら、手を差し伸べてくれると思いませんか?
もちろんこれには、当時苦楽を共にして仕事をしてくればこそ、という大前提はありますが。
また、現場から離れて本社や経営層にまで上り詰める配車マンもいるでしょう。そういう人ともし一緒に仕事をしていたとしたら、本当にチャンスを持っていると思って間違いないです。
配車係レベルではなく、会社レベルで仕事に取り組めるチャンスになるわけですからね。
残る配車係もいる
一方で、昇進できず現場にとどまり続ける配車係もいます。
現場で一緒にやっている身としてはやりやすいので楽ですが、仕事の広がりがあまり持てない所は欠点です。しかしながら、最近の風潮として大手企業でもエリア社員というポジションもあります。これは働く場所を限定する正社員で、ほぼ異動がないのが特徴です。
こういった正社員は長く同じ拠点にいてくれるので、地場の運送会社からするとありがたい存在です。エリア社員とはいえ、社員ですから会社に長くいればそれなりにその拠点でポジションを築いていくわけですね。
そこに残っているからといって、仕事ができないというわけではない、ということは覚えておいた方がいいかもしれません。
最後に
異動でいなくなる人もいれば、ずっとそこに残り続ける人もいる。
どの配車係とも同じように付き合いをし、自分の今後の仕事に繋げて行きましょう、というお話でした。