物流だ!配車マンの苦悩、ストレスの日々

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物流業界における、倉庫の人間関係について

配車担当のたろーです!みなさんの会社の定着率は高いですか?

 

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職場環境を乱す先輩・上司

 

みなさんの会社は、社員同士の仲はいいでしょうか?乗務員の立場からすると、車庫さえ出発してしまえばあとは一人で仕事をするだけですので、人間関係のストレスとはほぼ無縁です(たまーに、変な得意先の納品でいじめられることはありますが…)。

 

しかし、倉庫で働いている人からすると、そこが世界の全てであり、人間関係を無視して仕事をすることができない空間ですよね。気の合う仲間だけだったら、倉庫の職場はパラダイスですが、得てしてそうならないのが物流業界。なかでも厄介なのが、オラつく先輩や上司です。

 

大抵の日本人はまともな人間であればあるほど、最初はとりあえずその会社の雰囲気に慣れようと、自分の個性や感情を押し殺して仕事をします。小学校の頃から右へ倣えで集団行動をする教育を受けてきているからですね。ですから、以前の職場で培ったスキルや能力も、とりあえず封印して、その職場の慣習に従おうとするわけです。

 

しかし、オラつく先輩たちは、そんな新人くんたちの姿を見て、

 

「こんなこともできねーのかよ!」

 

とか、

 

「ここではこういうやり方なんだよ!」

 

とか、

 

「今まで何やってきたんだよ!」

 

などと罵詈雑言で、マウンティングしにかかるんですね。そして、大抵そういう人たちは昔ヤンチャしていたことが多いので、腕っ節や口から出まかせが非常に得意です。逆に、そういう人だからこそ、長年現場にいついて権力を握るということもあるわけですが…。

 

それがきっかけで、仕事に行くのが嫌になり辞めるひとも多いかと思います。そんな人材を放っておく会社も会社ですが、人材不足が叫ばれている昨今、そんな人物でも現場を回せればとりあえず仕方ないと考える会社も多いのかもしれませんね。

 

現場で孤立する新人たち

 

私が以前働いていた会社の倉庫も、まさにそんな状態でした。新卒の新入社員をとると、まずは現場研修ということで倉庫に配属されます。オラつく先輩は、なめられちゃいけねぇなんて思うのか、早速新人をイビリ始めるわけですね。

 

「学校で何教わってきたんだよ!」

 

「こんなこともできねーなんて学校行ってきた意味ねーな!」

 

新卒新人の配属は大体2、3ヶ月ですから、それを過ぎると支店の営業なり、本社のスタッフになったりでいなくなるのですが、たまーに電話とかで話すと、やっぱりあの時が一番辛かったというのはよく聞いた話です。

 

こういったケツの穴の小さい人たちは、例えば人事異動で別の倉庫から来た上司にさえ牙を向きます。

 

「〇〇さんがいた倉庫はそうかもしれないけど、うちの倉庫はそのやり方はやらないんで!」

 

「この行程をやってなかったなんて、〇〇さんがいた倉庫はレベル低いんじゃねーっすか?」

 

とかね。うーん、書いてるだけで思い出して胸糞悪くなってきました(笑)

 

しかし、新人はともかく、他の倉庫でそれなりに実績を上げてきた人たちが、うちの倉庫にきてだんだん覇気が無くなっていくのを見るのは辛いものがありました。中にはそれでやめていってしまった人もいます。私はそのときは乗務員でしたので、倉庫の中のことまではあまり気が回らなかったのですが、今思い返すと相当嫌な奴だったんだなぁと思いますね。

 

転職で変わった先輩たちの人生

 

私はその後、人事異動で別の倉庫に配属となりましたので、その嫌な先輩とは付き合わなくなりましたが、異動で行った先の倉庫はみんな仲が良くて非常に仕事のしやすい環境でした。会社の中ですら、倉庫によってこんなに違うのか?と思ったくらいです。

 

結局のところ、人間関係が良好であれば、多少の問題があっても現場の仕事というのは回って行くものです。とくにマンパワーの倉庫業というのは、そういった側面が非常に大きいと思います。働き方改革で倉庫の生産性を高めていこう!という機運もあるので、大手は厳しい環境になる可能性はありますが。

 

ですから、社員であれば手っ取り早く異動を申し出るのが一番いいと思います。異動するような規模の会社では無い、というのであれば転職も視野に入れて動いた方がいいでしょう。冒頭の方でも書きましたけど、オラオラ先輩や上司というのはその現場においては労働力としていなくなっても困るポジションにいるわけです。ですから、会社がそれを排除するのは難しいと考えるのが無難でしょう。

 

幸いにも、物流業界は転職に割と寛容です。乗務員なんて、結構いろいろな会社を渡り歩いてたりしますからね。リフト免許を持っている倉庫作業員であれば、どこの倉庫でもとりあえず面接は受けられる環境に今の時代はあると思います。新天地で楽しくやっていこう!と考えましょう。

 

いなくなった気のいい先輩たちも、結局別の会社でのびのびと仕事をしているようです。ごくたまーに、飲みに行ったりしますけど、職場のいいメンバーに囲まれていて、楽しく仕事をやっているようです。

 

最後に

 

転職を勧めるような記事ですが、今の会社で頑張れるならそれに越したことはありません。話を聞いてくれる上司や先輩がいるなら、相談してみてもいいでしょう。一致団結して、嫌な先輩や上司を追い出せる可能性だってありますからね。

 

実は、私が働いていた会社のエピソードに書いた嫌な先輩は、会社が合併や身売りをしたことを機にやめてしまったようです。職場環境が変わって、いろいろな人が入ってきたところ、自分の立場を守れなくなってしまったようですね。

 

今は新しい職場で小さくなってるみたいです。内弁慶だったんですね。ざまぁみろですが。

 

いつまでも嫌なことは続かない、そのうち好転するかもな!と考えて、気にせず今の仕事に邁進するのも、もしかしたら地獄から這い上がるポイントなのかもしれませんねぇ。

 

 

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