配車係のたろーです!あなたの会社の品質はいいですか?
仕事をする上で品質というのは切っても切れない問題ですよね。特に、上場企業とか、規模の大きい会社と仕事をする場合、破損一つとってもかなり神経質になるような話だと思います。
今回は品質向上について、どうやっていったらいいかを考えてみたいと思います。
乗務員への定期的な勉強会
やはり基本は定期的に勉強会をし、品質に対して意識を高めることが重要です。というよりも、それしかないと思います。
基本的に人間は楽をしようとする生き物ですから、自分がやりやすい方向で仕事をするものです。ですから、それではダメですよ、こうしましょうね、これが起こったらこんなに大変なことが起きますよ、というのを繰り返し繰り返し丁寧に乗務員に伝え、意識を共有していくしかないわけです。
目先のことを考えるなら、例えば無事故手当とか、アルコール反応がなかったことに対する手当とか、細かく設定するのも効果があるかもしれません。こう言っては何ですが、乗務員は割とお金で動くことが多いですから、モチベーションにはなると思います。
徒弟制度もあり
面白い取り組みをしている会社もありまして、先輩社員が後輩社員の面倒を見るという制度をつくっている会社もあるようです。特に、乗務員をやったことがない社員が新入社員として入ってくるパターンも最近はありますから、そのような新人はどうやったら事故になるのかがわからないことが多いのですね。
気軽に聞ける先輩がいれば、不安も払拭できるというわけです。
私も事故が起こった時に情報共有をするために資料を作って配布しているのですが、
「こんな事故があるんですねぇ」
なんてベテラン乗務員だって言ってくることもありますから、右も左もわからなければ事故を起こす確率が高いのはわかりますよね。
傭車は直取引しかない!
さて、自社便に関しては、そうやって勉強会や、情報共有の場を作るということで土台を作ることができますが、傭車の場合はどうでしょうか?
取扱の仕事をしていればわかりますが、取扱では孫請け・ひ孫受けなんてのは日常茶飯事ですよね?しかし、これが品質に大きく陰を落とす原因だと思ってます。
やはり孫請けやひ孫受けくらいになると、いくら情報を落とそうとあれこれ説明したとしても伝わらないことが多いです。地場配送ではひ孫請けみたいなのはそこまでみませんけど、幹線の仕事なんかはひ孫受けくらいならしょっちゅうですよね。
しかし、そこを変えなければ抜本的な品質の向上は難しい、私はそう思ってます。
簡単に変えられることではありませんが、直取引が出来るように営業をかけていくことが重要なのではないかなーと考えてますが、正直言って車が余ってる状況でもないのでなかなか難しいでしょうね…。
まとめ
品質向上は、
- 定期的な勉強会での情報共有で品質への意識を高める
- 傭車を直接取引で抱え、品質に対するアプローチをする
という、この2点が重要だと私は考えています。
ま、一配車マンとしては、とりあえず自社便の品質を高めることが大事ですから、とりあえず1番を重点的にやるしかないのかなーって感じですね。