誰だって事故なんて起こしたくない
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
みなさんの会社で軽微な事故や、商品の破損などは頻繁にありますか?注意力のない乗務員がいると大変です、と思っているそこのあなた!本当の理由は他にあるのかもしれませんよ!というお話。
事故や破損は起こるもの
車を運転していて、事故を起こすというのはそう頻繁にあるものではないですよね。運転している人というのは、お互いが事故に注意しながら操作をしているわけで、ある程度のルールに則っとっていれば一方が軽微なミスをしたとしても、一方がミスを防いでくれるという相互作用があるわけです。
しかし、例えば荷物を持ち上げる、という作業を取ってみると、これは一人で行う作業ですよね。
つまり、この作業においては、作業する人だけが注意をしなければならない。手が滑って落としてしまった、というのはその作業した人だけの責任ということになります。
軽微なミスということであれば、私はこのブログをパソコンで書いてますが、タイプミスを連発しています。つまり、人間ミスはするものなのです。それをいかにして防いでいくのか?というのが事故を減らしていくポイントになるのではないでしょうか?
無理な運行・無理な在庫
私が乗務員のことで一番危惧しているのが、働きすぎの問題です。
運行時間は法律で守られており、連続運転は4時間まで、拘束時間は13時間まで(週2回までは16時間)となってますが、果たして毎日毎日13時間ギリギリの仕事をしていて、しかも週6で働いていて、注意力が散漫になってることはないでしょうか?
たしかにこの業界はやればやるほど運賃をもらえるので、仕事を詰め込みがちです。しかし、それによる乗務員の疲弊も考えなければ、注意力が低下し事故につながってしまいます。売り上げが上がっても経費も上がってしまえば本末転倒です。
しかも、破損などの弁金は乗務員に持たせる会社も多く、会社の売り上げだけが上がり乗務員の給料は減るという悪循環にすらなり得ますよね。
これは在庫などを保管する倉庫にしても同様で、本来保管できる量以上の在庫を保管することにより、通路が狭くなったりとか、段積みが多くなり座屈してしまったりとか、商品破損のリスクが上昇することは否めません。
これで事故を起こすな!というのはなかなか横暴な意見なのではないかと思います。
環境に起因する問題も
その他にも、物流企業の安全会議などに参加すると、荷台から飛び降りて足をくじいてしまったとか、PL積みしている側で手を挟んでしまったとか、そういう状況も多々耳にします。
これも、そうせざる得ない状況があるからこそ、乗務員がその行動を取ってしまったと考えるべきですよね。
飛び降りなくても良い環境にする、手を挟まない環境に変えていく、というのが重要なんじゃないでしょうか。
まとめ
事故や破損は起きるものです。どうやって減少させていくかを考えるのが会社の役目だと思います。
運送会社の乗務員に話を聞くと、やはり社長は金のことしか考えてないとか、うちの配車マンは金ばっかだよ、ということもよく耳にします。
会社を存続させるのに金が必要なのは当然ではありますが、そこで働いているのは人間です。社員が少しでも働きやすい環境に変えていくのも、社長や管理している配車マンの仕事だと、私は思いますねー。