配車係のたろーです!長距離の配車やってますか?
めちゃくちゃ大変な長距離の配車
最初に断って起きますが、私は長距離の配車はめちゃくちゃ苦手です。というのも、配車係としては致命的なのですが、地名が覚えられないのです(ダジャレか!すいません…)
まぁある程度の地名はわかりますが、全国津々浦々の地名を覚えるのはやっぱり難しいですよね。いまはgoogle mapという素敵なツールがあるので、電話をしながら検索して確認することができますが、おそらく昔の配車係からしたら情けない奴認定されることは間違いありませんね。
また、長距離の仕事というのは移動に時間がかかるので、時間管理が大変です。積み込んだ時間や、走っている時間によっては、夜中に電話がなることもザラではないでしょう。特に、40台、50台と運用している会社の配車担当ともなれば、一週間のうちに2、3回は夜中に電話がなるのではないでしょうか?
幸い、私が働いている営業所はそこまで幹線便に力を入れていないので、あっても1日に1、2本の長距離配車ですから、夜中に電話がなることはまずないですね。
逆に夜中に電話がなるとめちゃくちゃテンパります(笑)
寝坊くらいならまだいいんですけどね。事故しちゃいましたとか、血の気が引きます…。
仕事が見つからない時はリカバリー不能!
また、長距離専門でやっている会社の場合、仕事が見つからなかった場合が恐ろしいですね。私はあまり経験したことがないですが、空荷で戻るようなことがあった場合、帰り便の分まるまる赤字になってしまうわけですからね。
東京大阪間とかだと、7万くらいは売り上げ的に赤字になるわけですから…。考えたくもないですね。
そういう時は、せめて中距離便とかを探してあてがい、なんとか赤字幅を減らすという方策をとるしかないわけで、そこはまぁ、配車マンの腕の見せ所ではあると思いますが。まぁでも、長距離がないってことは中距離もないことが多いので、なかなかリカバリーは難しいです。
特に、車を預かってしまっている場合は、保証金を請求される場合も。
幹線の仕事をやっている配車係と話すと悲壮感がいつも漂ってます。
「今日は車がめちゃくちゃ空いてて、どうやって埋めたらいいかって感じなんですよ」
とか、
「仕事が多すぎて幹線便がたりません!車いませんか!?」
とか。
どちらに振れても、大変なことには変わらないという厳しい環境なのが、長距離の配車係なのです。
穴が空いた時の絶望感
そして、一番恐ろしいのが穴を開けてしまった時です。
地場の配車だと、1台くらいもし故障したりして動けなくなったとしても、距離が違いのでなんとかその日のうちにリカバリーできる可能性があります。早空きの車を探したりして、荷主と交渉して、
「この時間に入れる車は見つけたので、なんとか荷受時間を伸ばしてください」
とかやりとりをしたりしてですね。
そういった意味では、お客さんとの交渉は結構頻繁に発生するので、交渉力はメキメキと成長していきます。私も成長させていただきましたし(苦笑)
しかし、長距離便はそういうわけにはいきません。
もらった仕事に対して車を用意できなかった場合、繁忙期にそれをリカバリーするのはほぼ不可能と言っていいでしょう。最悪日延べしてもらうしかないですが、その分の費用を請求されたり、日延べした分の運送は運賃無しで動かさなければならなかったりと、絶望感が襲ってきます。
最悪積んで走った後に車が故障した、とかだったらまだ格好がつくんですがねぇ…。車自体を用意出来なかったとしたら、次は仕事をもらえる可能性がなくなってしまいます。
冒頭にも書きましたが、私は地場がメインで今まで配車をしてきましたので、この辺のリスクヘッジや運用の仕方は想像ができません。もし知ってたら逆にコメントで教えていただければ幸いです。
まとめ
というわけで、長距離の配車について考えてみました。
長距離の配車係の方にはおそらく物足りない記事だとは思いますが、配車を始めたばかり、もしくは物流企業の配車係に興味がある、という人の参考にちょっとでもなれば、と思って書きました。
この先長距離の配車を経験することがあれば、もうすこし書き足していこうかと思います。