配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
仕事をしていてなんとなく嫌な予感がすることがありませんか?私はそれを配車マンの第六感!と呼んでます。
なんとなくで危機回避
「AからBって行程で◯◯万なんだけど…」
普段何気なくしている取扱の会話ですが、あれー、なんかなんとなく嫌な予感がするぞ?
もちろん杞憂に終わることもあるんですが、だいたいこう言う時ってその予感が当たる気がします。だいたいといっても、7、8割ってところでしょうか。
もちろん、この第六感は新人配車マンには起こらないでしょう。ある程度経験を積んだ人だからこそ起こる閃きといいますか。おそらく、昔の記憶から、なんかその仕事で嫌な思いをした気がするとか、同じような行程でひどい目にあったとか、そういうのがフラッシュバックするんだと思うんですけどね。
実は私も週末に第六感が働く場面がありました。
私の手持ちの車に付けていた仕事を、そのままやらせるか他の車に任せるか一瞬悩んでいたんですね。拘束時間の関係で微妙かなーと思っていた所だったんです。で、別の配車係が持っている車輌が仕事がないと言うので、じゃあやらせてみるかと渡したわけです。
が、ここでなんとなく嫌な予感がピーンと働きまして。
その仕事がちょっとうるさい得意先への納品だったので、なるべく手持ちの車でやりたいなーと思っていたんですよ。ですが、同僚の手持ちの車とは言え、他人が配車する車輌に任せていいものか??
そんなことを思ったんですねぇ。で、一応そんな嫌な予感がしたので注意事項を配車マンに伝え、指示書にもデカデカと書き記したわけですが…。
見事にその指示に従わない行動を乗務員がしてしまい、土曜日休みにもかかわらず携帯にクレームの電話をもらったという次第です…。やはりあの嫌な予感は当たってたんだなぁ。
経験が精度をあげる
私なんかはそこまで取扱に長けているわけではないので、おそらくベテラン配車係からすると危機察知をする場面が少ないと思います。
「こんな仕事もらったよ」
と、同僚配車係に話すと、
「あ、それ、◯◯ってことがあるから気をつけたほうがいいぜ」
なんてアドバイスもらったりしますからね。
しかし、その同僚配車係からすると、ピーンとくるものがあるということです。この第六感ってのは、やはり経験を積むしか磨かれないんだと思います。失敗してもいいから仕事をするべき、というのはこういうところにあるんですよね。
とはいえ、やはりミスや失敗は避けたいものです。
それを避けるポイントは情報を共有することですね。
受けたことがない仕事は同僚に確認しよう!
仕事をしているとよくあるのが、
「◯◯さん(自分の先輩と仮定)にはよく受けていただいているんですけど…」
ちょうど◯◯さんがいない時に電話を取り、荷主からこんな電話をもらったらあなたならどうしますか?
行程がいい場合、なんとなく、
「あ、そうなんですね、じゃあやっときますよ」
なんて言いがちではないでしょうか?私は言いがちです。
しかし、それをそのまま例えば傭車に流すのは結構危険だったりします。いくらお客さんがそういうことを言っても、◯◯先輩に確認しておくことは大事ですね。
「あー、たしかに前受けたことあるけど、それ積み地でハマることがあるんだよなー」
とか、自分の経験を教えてくれるはずです。
その先輩が昔受けた経緯というのも、今とは事情が違うかもしれませんよね。一人で配車をやってる場合はこう言うことはできませんが、会社で複数配車係がいるのなら、情報共有を積極的に行わない手はありません。
荷主に聞くのも手ですが、都合の悪い情報はあまり開示されない傾向にありますから、これも経験で覚えていくしかないんですよね。荷主情報とか、積み地・降ろし地情報をまとめた情報なんかがあれば、高値で売れそうな気がするんですけど。誰か作らないかな…。
誘導をしつこくしっかりと
さて、冒頭の私の失敗談ですが、おそらく私が責任を持って同僚の配車係が持ってる車両に誘導をしていればこういうことは起こらなかったと思ってます。
同じ会社の配車マンだし、きちんと誘導してくれるだろうと考えたのがそもそもの間違いだったわけですね。もしくは口を酸っぱく、同僚に言っとくか?いやー、やらない人はやらないですからね、誘導。そういう同僚を指導するのも仕事かもしれませんが、同じ立場だと偉そうに取られてしまいかねません。
やはり配車係の基本である誘導をしっかりと。
うるさい得意先だよとあらかじめ覚悟させておくのも大事なんですよね。
私も次回の教訓としてしっかりと受け止めておきたいと思います。明日からまた頑張ろう!