配車マンの存在が売上を左右する
配車係のたろー(@haisyaman_taro)です!
配車マンの中にはめちゃくちゃ有能で、その人がいるおかげで会社の仕組みが成り立っているということがあります。果たしてこれはいいことなのでしょうか?
スーパースターは必要である
結論から言うと、スーパースターは必要だと思います。もちろん誰でも彼でもスーパースター、超有能な配車マンになれるわけではありませんが、運送会社の売り上げの大部分は配車係にかかっています。
これはもう、依存というかはっきり言えば配車係がいなければビジネスモデルとして成り立たないわけで、であれば超優秀な配車マンが運送会社の売上や粗利、ひいては会社経営そのものも委ねざるをえないわけですよね。
ならば経営者としては超優秀な配車マンを育てるもしくは引き抜くことが命題になります。
配車マンが変わったら売上が1/2
私の昔付き合ってた会社で、先行きに絶望し自分の会社を売ってしまい、会社経営から撤退した社長がいました。その会社の配車マンは、スーパースター配車マンとまではいきませんでしたが、それでもそれなりの信頼を周りから得ていたし、自車を動かすだけだったら仕事には困らないタイプ。
しかし、その身売りとともにその配車マンも会社を辞めてしまい、結果的にその会社の売り上げは1/2になってしまったそうです。
このことからもわかるように、配車の仕事というのはかなりその人に依存すると言うことです。
私も長年付き合いのあった配車マンが辞めてしまった場合、その会社とそのまま付き合うかどうかは後任の人によって考えてしまいますからね。
配車マンを変えたら売上倍増?
他にも、新しい配車マンになって急に仕事が回ってくるようになったという会社もたまに聞きます。基本的にめちゃくちゃ有能な配車マンはあまり自分の会社を辞めないので(辞めるのは心を壊す配車マンばかりなり…)、スーパースターが転籍することはあまりないのですが…。
それでも運送以外のことに手を出して会社が倒産してしまい、超出来る配車マンが転職市場に出てきたなんてことはよく聞く話です。皆さん結構目敏いので、そう言う人にはかなりの会社からオファーが来るみたいですけど笑
問題起こして転職したわけではないので、こういうパターンだと引き抜いた会社は売上が増えることが多いようです。仕事は配車マンについてきますからねぇ。
大企業は仕組みが必要
ただし、扱うトラックの台数が多い大企業はなかなかこうはいかないかもしれません。それこそ、誰が休んでも変わりができるような仕組みを作ってかないと、配車係が休んだときに大変なことになりますからね。特に傭車もたくさん使っているような会社ならなおさらです。
もちろん、売上を爆発的に増やすと言う意味では、大企業でもスーパースター配車マンは活躍できるでしょうし、売上もめちゃくちゃあげるでしょう。
しかし、大企業からしたら一人の人間が上げる売り上げの増減なんて誤差の範囲です。それよりも休まずコツコツと穴を開けずに仕事をしてくれる配車マンを配置した方が、安心して会社を経営出来るわけですね。
いわゆる会社の駒というやつです…。
目指せスーパー配車マン!
というわけで、9割が中小企業で成り立っている物流業界は配車マンがスターになりやすい環境とも言えます。スーパースター配車マンを皆さんも目指してみませんか?
ちなみに、私はスーパースターになれるほどの力量がなかったので、のらりくらりと仕事をしています(笑)